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【通信簿・採点】日本代表『5段階評価』。上田綺世に最高点「5」、出場7分間だが救世主に。インパクト残せなかった南野拓実らに厳しめの評価

パラグアイ戦での日本代表の布陣。【MOM】上田綺世(日本代表)j(C)SAKANOWA

伊東純也、佐野海舟、鎌田大地も高評価。

[キリンチャレンジ杯]日本代表 2-2 パラグアイ代表/2025年10月10日 19:20 /パナソニックスタジアム吹田

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がパラグアイ代表との一戦、小川航基と上田綺世のストライカーによるゴールにより2-2で引き分けた。

 出場選手の寸評・採点は次の通り。

GK 1 鈴木彩艶 2
股を抜かれての先制点、意表を突くバックヘッドから頭上を越されての2失点目。好セーブも見せていただけに、どちらかは止めたかったところ。

DF 25 鈴木淳之介 3
欧州組を含めたメンバーの中で堂々の初先発。パススピードの速さが光った。

DF 4 渡辺剛 2
瀬古とのバランスが悪く背後を攻略された。2失点目は、上下動で揺さぶられ駆け引きで負けた。

DF 22 瀬古歩夢 2
工夫はしているものの位置取りが悪く、引き出されたり、前へ出きれなかったり……2失点に絡む。最後のゴール前への飛び込みで同点ゴールをもたらし、最低点は免れた。

MF 17 田中碧 2
ゴール前のバトルで苦戦。キック精度の高さは見せたが、試合を決定づけるワンプレーがほしい。

MF 21 佐野海舟 4
ボール奪取から持ち出して相手を揺さぶるなどこの日のキーマンに。ボランチコンビとしてのバランスは課題に。

MF 13 中村敬斗 3 (▼66分)
タテへの仕掛けとプレスから先制点につなげた。一方、2失点目はクロスを上げられる前に詰めたかった。

MF 14 伊東純也 4
攻撃的なタレントの中で(ウイングバックでスタートしたが)唯一フル出場し、最後にクロスを放ちアシスト。精度の高いボールタッチからサイドで起点になった。

MF 8 南野拓実 2(▼66分)
前を向いて脅威を与えられず、バックパスが目立った。チームに貢献できず、南野にしかない価値を示せずにいる。

MF 10 堂安律 2(▼78分)
伊東とポジションチェンジしながら攻撃に変化をつけようとした。相手DF陣の視野内でのプレーが続き、彼らをひっくり返すことができなかった。

FW 19 小川航基 3(▼66分)
豪快な一発。一方、センターフォワードとしては1試合で必ずひと仕事するが、試合から消えている時間も長く、そこは日本代表の気になるテーマ。

▼控え選手
MF 24 斉藤光毅 2(△66分)
日本代表デビューを果たしたが、パラグアイの強度に苦しんだ。

MF 15 鎌田大地 4(△66分)
シャドーとボランチでプレー。高い位置で起点を作り、突破口を切り開いた。

MF 7 相馬勇紀 4(△78分)
交代出場からファウルを受けてセットプレーを獲得し、自らキックを蹴る。その流れから上田の劇的ゴールは生まれた。

FW 9 町野修斗 -(△78分)
積極果敢なチェイシングでパラグアイに自由を与えず。数少ないゴールを何としてでも奪いたいという気持ちの伝わるプレーを見せた。

FW 18 上田綺世 5(△89分)【最優秀選手 Man of the Match】
「上手く噛み合ってきている」と、ファーに抜けてきたクロスボールを冷静に叩き込んだ。わずか7分間の出場だったが、日本を救った。ブラジル戦が楽しみ。

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MF 6 藤田譲瑠チマ -(△89分)
最後のカードで投入。ボールの収めどころになれるところを、より武器にしたい。