×

右SB起用浮上の長友佑都「新しい長友を見せる」、ヴィニシウスとの対決へ「相手が強くなればなるほどモチベーション上がる」。日本代表、6日ブラジル戦!

長友佑都。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA

ワールドカップ本大会へ、求められるポリバレント。「首の皮一枚つながっている状況」と危機感を募らせる。

[キリンチャレンジ杯] 日本代表 – ブラジル代表/2022年6月6日19:20/国立競技場

 サッカーの「キリンチャレンジカップ2022」日本代表対ブラジル代表戦が6月6日、国立競技場で行われる。日本代表のDF長友佑都(FC東京)が試合前日の6月5日に取材に応じ、FIFAランキング1位、ワールドカップ優勝最多5回の最強王者を相手に決意と抱負を語った。

 カタール・ワールドカップ(W杯)まで、ベストメンバーで臨めるのは今回と9月の活動のみ。この6月4試合は思い切った模索ができるタイミングとなる。

 そして右サイドバックは、レギュラーを担ってきた酒井宏樹(浦和レッズ)が負傷で欠場。菅原由勢(AZアルクマール)も負傷で離脱。また日本代表ではCB、アーセナルFCでは右SBを担う冨安健洋も別メニュー調整が続いている。そして山根視来は2日のパラグアイ代表戦でフル出場している状況にある。

 そうしたなか4日の紅白戦で右SBに入ったのが、左サイドを務めてきた長友だった。果たしてブラジル戦、大ベテランの右サイドでの起用はあるのか? 

 左での経験は十分だが、今季FC東京で臨時的に務めているとはいえ「右サイドバック」としての実績はほとんどない。過去にも所属先で右SB起用はあったが、なかなかしっくりハマったことはなかった。

 あくまでも緊急措置での長友起用か。SNSなどでは様々な声が出ている。

 右SB起用の可能性が浮上している。そのことについて問われた長友は、次のように語った。

「レギュラー争いに加え、ワールドカップのメンバーに入っていくためにも本当にギリギリの戦いで、首の皮一枚つながっている状況だと思っています。右SBで出るかどうかはまだ分かりませんが、(複数ポジションもできるという)左も右もウイングバックもできるというのは重要な要素。左SBの長友の印象があると思いますが、右もできる、新しい長友を見せられるように頑張りたいです」

「これまで数々の逆境を乗り越えてきました。そこでこそ自分の強さを発揮できると思っています。これから面白いことになるのではないか、その争いを楽しみたいと思います」

 菅原由勢の負傷離脱により、森保一監督からは右SB起用の可能性もあると伝えられたそうだ。そしてブラジル戦、右SBで出場した場合にはレアル・マドリードのヴィニシウスと対峙する可能性がある。

「今世界のアタッカーでも、ムバッペかヴィニシウスかと言われるほどで、バロンドールを獲ってもおかしくないレベルの選手。相手が強くなればなるほどモチベーションも上がり、すごく楽しみであると同時に、その選手を止めなければいけないという危機感もあります。寄せて前を向かせない守備をしたいです。いい形でもってスピードアップしている時、上手くスペースを潰しながら、いつ勝負するのか。味方のフォローを待ちながら、どこでボールを奪うのか。自分も世界トップの選手たちと対戦してきた肌感覚と経験を生かしたいです」

 ヴィニシウスやネイマール(パリ・サンジェルマン)、さらにガラタサライSK時代にUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)対峙してハットトリックを許したロドリゴ(レアル・マドリード)との再戦はあるのか――。

 いずれにせよ、長友は意地を見せるしかない。そして求められるのは、ただ個人のパフォーマンスだけではない。日本の勝率を少しでも上げることも重要な仕事になる。

【注目記事】
シャルケ、スポルティングの鹿島FW上田綺世“獲得検討報道”、信ぴょう性低い?

【日本代表】ブラジル戦、スタメン予想。CFは古橋亨梧、上田綺世?南野拓実、伊東純也ら“ベスト布陣”で挑む

【日本代表 市場価格ランキング】久保建英5位、南野拓実3位、1位「34億円」は…

Ads

Ads