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【鹿島】岩政監督が“初陣”福岡戦へ「個性と特徴の発揮、具体性を持たせて望む」。新加入FWエレケは「思ったより早く戦力になりそう」と好印象

福岡戦前日の練習で笑顔を浮かべる鹿島の岩政大樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

「日本で一番のクラブに戻っていくため」の一歩目に。

[J1 25節] 鹿島 – 福岡/2022年8月14日18:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が8月13日、オンラインによる記者会見に臨み、アビスパ福岡戦に向けて抱負を語った。

 代行としては今季開幕時に5試合を率いたが、正式な監督として指揮を執るのはこの福岡戦が初めて。自分たちのやり方に比較的重点が置かれたレネ・ヴァイラー前監督から代わり、対戦相手に関するスカウティングを重視し弱点を突くことがより重視されるのか? というニュアンスの質問を受けると、岩政監督は次のように答えた。

「選手たちの良さ、個性をいかに発揮するか、その具体性を持たせること。やり方を変えるということではありません。この選手を起用するには、このやり方がいい、この相手に致命傷を与えるには、このタイミングで出すほうがいいだろうという、いろんな戦略のなかで準備するのが現代サッカーの特徴の一つだと思っています。そこで相手によって、起用する選手ややり方も変わってくるので、それを確認して試合に臨みます」

 そのようにチーム内の相乗効果を狙う。

 また、福岡はより相手チームへの対策を練ってくるチームの一つでもある。

「福岡が準備してくることを想定した逆を取りたいところ。僕たちが強くなるため、新しい鹿島が、川崎や横浜に遅れを取っているところを取り戻し、日本で一番のクラブに戻っていくためにどういう絵を共有すればいいか。対福岡は、そのまま当てはまるところ。そのための準備をしていきます」

 指揮官はそのように現時点では詳しい対策は言えないが――福岡戦が今後への試金石の一つになると見据えていた。

 また12日に合流したエレケについて、「思ったよりも早く戦力になりそうだという印象を持っています」と明かした。ここからハードなトレーニングで起用するなかで、見極めていきたいという。「武器になる、また、伸びしろもあると感じ、そこを引き出しながら、個性の生かし方を考え、彼の長所をどんどん生かせる道を早くみつけたいです」と、戦力となる明確なイメージを描いていた。

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