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【鹿島】岩政監督から「全員を愛している」。指揮官交代で土居聖真「もともと頑固だけど柔軟性を持っている。一つひとつのミーティングが面白い」

福岡戦に向けてトレーニングする鹿島の土居聖真。(C)KASHIMA ANTLERS

個性と特徴の“雪だるま方式”もキーワードに。

[J1 25節] 鹿島 – 福岡/2022年8月14日18:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの土居聖真が8月12日、オンラインによる取材に応じて、レネ・ヴァイラー氏から岩政大樹監督への指揮官交代を受けての想い、また2日後のアビスパ福岡戦へ抱負を語った。

 この2シーズンで三度目の監督交代、4人目の指揮官就任に。土居は「僕らは監督の意思をしっかりピッチで表現しようと頑張ってきましたが、それがなかなか結果で表れず、非常に残念で責任もあります。次の目標へしっかり進んでいくだけです」と悔しさを口にする。

 そのうえで、今季プレシーズンから開幕直後まで率いていた岩政監督の練習には「ちょっと懐かしさも感じて、そういえばこういうことを言っていたなと、徐々に思い出してきています」「試合ごとに修正し、どんどん良い鹿島を構築できればと思います」と意欲を示す。

「みんなの個性、特徴を存分に発揮できるようにと言ってくれています。味方と特徴を生かせば生かすほど自分の特徴も生きて、“雪だるま方式”で大きなものになっていくと言ってくれて、そこはすごく共感しました。どんどん引き出し合いながらやることは、チームのプラスになると思います」

 そして福岡対策については「細かくは言えませんが」としたうえで、ヴァイラー体制とは異なり、「(対戦相手を考えた)意図のある練習をしてくれています。それによって僕らもイメージを持って試合に入りやすいと思いますので、そこに向かってやることが大切だと思います」と頷いた。

 岩政体制初陣となる14日のホームでの福岡戦は「勝って勢いをつける、大事な試合になるのは間違いありません」と位置付ける。

 また、この取材中には岩政監督の現役時代からの変化について話題に。

「(自分の意見を熱く主張するタイプだったが、あらゆる人にとてもよく耳を傾けるようになったと聞くが?)そうですね。もともと頑固ですけど、柔軟性は持っている方だと思います。僕は一つひとつのミーティングが、面白いなと聞いています」

 そのように土居は語る。

 そのミーティングでは、岩政監督から「全員を愛している」というフレーズも出たそう。鹿島でプレーして12年目の土居は、「僕らも応えないといけないと思います。チームを勝たせるのは選手。もう一度、自分を含め、団結して目の前の1試合に全力を注ぎます」と気を引き締める。

 ただし、もちろん監督が代わっても、鹿島でのスタンスは変わらず「勝つために何をすべきか」。土居自身も再び鹿島の攻撃を中心となって牽引し、一つでも多くの勝利に貢献する覚悟だ。

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