【W杯】同級生”もう一人”の大迫は藤枝10番。「頑張れ勇也!俺も頑張ろ!」
練習をする藤枝の大迫希(左)(写真は昨年のJ3より) (C)SAKANOWA
鹿児島城西高の全国選手権準優勝メンバー。大会優秀選手に選ばれる。
FIFAワールドカップ・ロシア大会グループリーグのコロンビア戦での決勝点により、日本代表の大迫勇也が世間で大きな注目を集めている。流行語にもなる「半端ない」活躍ぶりを見せた鹿児島城西高校時代、同級生にもう一人の「大迫」がいた。現在、J3の藤枝MYFCで10番をつけて3シーズン目を迎えるMF大迫希(のぞみ)だ。
2008年度に開催された87回全国高校選手権では大迫勇也が大会史上最多10ゴールを奪い、鹿児島城西は準優勝。その突き抜けた活躍ぶりが話題を呼んだ一方、同じく3年生だった大迫希もまた右サイドハーフとして全試合フル出場。選手権通算2得点2アシストで大会優秀選手に選ばれ、卒業後はJ2のロアッソ熊本に加入した。
豪快なアタックと繊細なキックを武器に、熊本では6年間、通算83試合11ゴールを記録。その後、JFLのヴェルスパ大分を経て、16年からJ3の藤枝で10番をつけてプレーしてきた。昨季は25試合3ゴール、今季はこれまで2試合に出場している。
日本がコロンビア戦で勝利を収めたあと、大迫希はSNSのツイッター(@nozomioosako13 )で次のように発信し、勝利を喜んだ。
「たくさんの方から大迫すごいね! 勇也決めたね! 高校で一緒にサッカーやってたからわかる。いつか日本で1番のストライカーになるんやなと思ってた日々。 あの頃が本当懐かしい! 次も大迫勇也が決めてくれるはず! 頑張れ日本 頑張れ勇也! 俺も頑張ろ!」
高校時代、ともに戦ってきただけに喜びもひとしおのようだ。大迫勇也が日本に光明をもたらしたヘディング弾。鹿児島城西高のOB、そして在校生にとっても、勇気と希望を与える一撃となった。
文:サカノワ編集グループ