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【G大阪】宇佐美貴史の11試合ぶりゴール「決めることしか考えていなかった」。直接FKで今季4点目!

G大阪の宇佐美貴史。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

15連戦を経て「たくさん自己分析し、変えなければいけないこととしっかり向き合えた」。

[J1 30節] G大阪 2-1 柏/2021年9月26日19:03/パナソニックスタジアム吹田

 J1リーグ ガンバ大阪の宇佐美貴史が柏レイソル戦、開始3分に直接フリーキック弾を決めてみせた。自身リーグ11試合ぶりとなるゴール。さらに菅沼駿哉も追加点を決めたホームチームが、2-1で勝利を収めた。G大阪はリーグ戦の連敗を4で止め、6試合ぶりの勝点3を手に入れた。

「触らなくても入っていくようなあのボールを意識していました。フリーキックのゴールがなかったので、あそこでは決めることしか考えていませんでした」

 宇佐美はそのように“狙っていた”一撃だったと明かす。

 直近の試合ではベンチスタートとなるなど、最近は決して調子が良いとは言えなかった。ただ、大連戦のなか、29歳のアタッカーは新境地に達したと感じていた。

「(コンディションは?)だいぶ良くなってきました。15連戦中は正直ヤバかったですが、そこでたくさん自己分析できて、変えなければいけないこととしっかり向き合い、結果的にコンディション的に上向いてきている実感を得ています」

 若い頃とはフィジカルもだいぶ変わってきた。内面・外面……いろいろ変化をさせていかなければいけない、と。

「たくさんの試行錯誤をして、トライしてきました。年齢的な部分を含め、今コンディションを整えるためにはどうすればいいか、日々考えてきました。15連戦では思うように体が動かなかったので、何が大切なのか、トレーニングや睡眠から工夫して変えていくなか、上向いてきていると感じてきました。この間の天皇杯の湘南戦で、やってきたことが間違いではなかったと掴めました。あとは続けていくだけだと思います。しっかりチームにプラスになるように頑張ります」

 宇佐美が生まれ変わろうとしている。今季リーグ30試合・4得点。まだまだ物足りない数字だ。あと8試合、まずチームのJ1残留を決めることが直近の目標となるだけに、ガンバ「39」番のゴールを、もっとたくさん見せていってもらいたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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