クリスチアーノ・ロナウドのアル・ヒラル移籍「基本合意していた」。浦和とのACL決勝での対戦、可能性まだある!?
マンチェスター・Uのクリスチアーノ・ロナウド。 (Photo by Michael Regan/Getty Images)
金銭面では問題なかった…クラブ首脳が明かす。
サウジアラビア1部アル・ヒラルがこの夏、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の獲得に向けて「基本合意」に達していた!? アル・ヒラル首脳がユーチューブで移籍が実現しなかったのは金銭面ではなく別の理由があったからだと明かし、しかも獲得を諦めていないという。
イギリスの『デイリー・メイル』が9月28日に報じた。アル・ヒラルの会長がこのほどユーチューブのチャンネル「Thamanya」に登場。そこでロナウド獲得の移籍オペレーションは金銭面などで基本的に合意に至っていた。しかし実現しなかったのは、「CAS(スポーツ仲介裁判所)の仲裁により、これ以上の移籍を禁止されたからだ」と明かしたのだ。
ロナウドは今夏、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権のあるクラブへの移籍を希望。「家族の事情」によりチームの合流も遅れた。そうしたなか、古巣であるスポルティングCP、バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントが獲得を検討していると報じられたが(バイエルンは否定)、結局、オファーには至らずユナイテッド残留が決まった。
そうしたなか『アス』などによると、アル・ヒラルは移籍金3000万ユーロ(約42億円)、週給200万ユーロ(約2億8000万円)、総額3億ユーロ(約418億7000万円)という待遇で、マンチェスター・Uにロナウド獲得のオファーを提示していたということだ。結局、正式オファーを出したのはアル・ヒラルのみだったそうだ。
ロナウドがこの申し出を“拒否”したと言われてきた。が、アル・ヒラル側は、自分たちに問題があったからだと、実情を説明する形となった。
22歳の新加入アントニーの活躍で、ロナウドのチーム内での存在はさらに弱まっている。そうした背景もあり、問題がクリアされれば、カタール・ワールドカップ(W杯)後の冬のマーケットで、アル・ヒラルが再びオファーを出すだろうということだ。
アル・ヒラルはACL(アジアチャンピオンズリーグ)西地区の決勝トーナメントに進出。西地区は2月にラウンド16から決勝まで集中開催の日程が組まれている。ACL決勝は2月19日(西地区ホーム)・26日(東地区ホーム)だ。ロナウドがアル・ヒラルに移籍し、ACLを勝ち上がれば……浦和レッズと対戦する可能性もある。
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