【浦和】リンセンの状態「あまりよくない」、リカルド監督が明かす。首位の横浜FM戦、先発は!?
浦和のリンセン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「守ってセットプレーで勝つ、とは考えていない」
[J1 33節] 横浜FM – 浦和/2022年10月29日15:00/日産スタジアム
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が10月28日、オンラインによる取材に応じて、翌29日の首位・横浜F・マリノスとのアウェーゲームに向けて抱負を語った。
今季は残り2試合。対する横浜FMは勝利すれば、川崎フロンターレが引き分け以下で3年ぶりのリーグ優勝が決まる。しかし最近はプレッシャーを受けるなかリーグ連敗を喫している。そうした相手の状況うんぬんを別にしても、指揮官は勝機があると見ている。
「マリノスは非常にいいチームですが、パーフェクトではありません。30分で3点取ることもできますが、30分で3失点することもあります。昨季は我々もホームで勝利しました。ただし(来年2月開催予定の)ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の決勝まで戦うなかで、これが最も厳しいゲームになると思います」
「横浜FMの札幌戦を見ましたが、個で解決できる力も持っているチームです。我々もチームとして戦い、勝利を収めたいです」
またコンディションが一進一退にあるブライアン・リンセンについて問われた指揮官は次のように答えた。
「リンセンの現在のコンディションはあまりよくはありません。キャスパー(ユンカー)とのコンビネーションに関しては、二人ともポテンシャルが非常に高くサンフレッチェ広島戦では良かったのですが、チームが(フィールド)10人というより8人プラス2人という状態になってしまうこともありました。
リンセンがフェイエノールトにいた時はプレスで二度追い、三度追いするタイプでしたが、ケガから復帰したもののフィジカル的に状態がまだ整っていません。そのため攻守にわたるプレーの連続性を取り戻せずにいて、あまり詳しくは言えませんが、状態があまりよくないとは言えません」
中断前にはユンカー+リンセンの2トップがハマった試合もあったが、横浜FM戦のスタートはどうやらメンバーが変わってきそうである。
横浜FMに優勝の可能性はあるものの、そこにあまり関心はなく、集大成として残り2連勝することのみに集中する。リカルド監督は「ずっと守ってセットプレーで点を取って勝つ、ということでは十分ではありません。しっかり自分たちの安定したプレー、ボールのキープ力や自分たちの強さを示して戦いです」と真っ向勝負を挑む。
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