【移籍情報】昨季王者の横浜F・マリノスGK高丘陽平、MLSバンクーバーが獲得検討。米国代表が契約オプションにかからず退団、工藤壮人さんも過去に在籍
横浜F・マリノスの高丘陽平。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
アメリカの『ESPN』が報じる。
2022シーズンのJ1リーグ王者である横浜F・マリノスのGK高丘陽平が、メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスに狙われる――。
アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』は1月23日、「バンクーバー・ホワイトキャップスがGK高丘陽平と契約を結ぶことを目指している」と報じた。同メディアの“情報筋”が明かしたという。
バンクーバーでは2022シーズン、背番号「1」をつける元U-20カナダ代表のトーマス・ハサル(23歳)がリーグ17試合に出場。また、アメリカ代表に選出された経験のある(出場歴はなし)コーディ・クロッパー(29歳)が15試合に出たが、契約オプションにかからなかったため、退団しフリートランスファーとなった。
クラブが正守護神を争うタレントを欲していたなか、高丘がリストアップされた。
バンクーバーは2022シーズン、ウェスタンカンファレンス9位。2016シーズンには、昨年亡くなられた前テゲバジャーロ宮崎の工藤壮人さんが在籍していたクラブだ。
条件などには一切触れられていないため、このオペレーションが、どのような段階にあるかは見えてこない。ただ、具体的に“TAKAOKA”の名前が挙がっていることから、綿密にスカウティングされていることが伝わってくる。
26歳の高丘は、あざみ野FC、横浜FCのジュニアユースとユースを経てトップチームに昇格。そこからサガン鳥栖を経て、2020年10月、横浜FMに加入。2年連続で正守護神として活躍し、昨季はリーグ全34試合に出場しリーグ最多得点・最少失点タイのチームを支えてリーグ制覇へ導いた。