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【京都-鹿島】“勝てないアントラーズ”川﨑颯太は警戒「修正なく開幕を迎えるわけがない」

開幕戦への決意を示した(左から)京都の曺貴裁監督、川﨑颯太、鹿島の荒木遼太郎、岩政大樹監督。写真提供:Jリーグ

岩政監督「開幕から指揮を執るのは初めてで、その最初に経験のある曺さんのチームと対戦するのは分が悪いなと思っています」

[J1 1節] 京都 – 鹿島/2023年2月18日14:00/サンガスタジアム by KYOCERA

「2023J1リーグ キックオフカンファレンス」が2月14日に都内で行われ、京都サンガF.C.からは川﨑颯太と曺貴裁監督、鹿島アントラーズからは荒木遼太郎と岩政大樹監督が出席し、18日にサンガスタジアムで行われる開幕戦への決意を示した。

 岩政監督はまず曺監督の胸を借りるように、次のように意欲を示した。

「開幕から指揮を執るのは初めてで、その最初に経験のある曺さんのチームと対戦するのは分が悪いなと思っています。多くいる新しい若い選手たちの成長をもって、タイトルにつなげたい。これまでのプレシーズンでは、サポーターの皆さんに期待を抱かせるような結果を出せていませんが、開幕戦でいいスタートを切り今後へつなげたいです」

 また、開幕戦は34分の1かそれ以上の価値があるか――という問いに曺監督は、「チームとして、どのような方向に進むのか。皆さんの記憶にはっきり残る試合。そういうものを伝える、大きなインパクトを残せる試合にしたいです」と、ホームでの一戦を心待ちにする。

 一方、岩政監督は「何度か考えたことがあります。今のところ、選手たちには、負けたら34分の1、勝ったら34分の1以上だと伝えようと思っています」と言った。

 そして川﨑、荒木はいずれも現在21歳で、いずれもパリオリンピック世代にあたる。

 川﨑は「パリオリンピックは意識する大会。今季キャプテンとして戦うので、自分が先頭に立ってチームを引っ張り、チームを勝たせるんだと責任感をもって戦っていきます。まずチームの代表として、自分がどのようにプレーするかが大切だと思います」と意気込みを示した。

 また荒木は「パリオリンピックは意識しています。チームで結果を出すことで必然的にパリオリンピック代表にも選ばれていくと思っています。まずチームでゴールやアシスト、目に見える結果を残していきたいです」と結果にこだわる。

 荒木は「大樹さんからは一つひとつの勝負にこだわれと言われてきたので、一つひとつ目の前の開幕戦でまず勝ちたいと思います」と、鹿島らしく目の前の一戦必勝を誓う。

 そして“鹿島がこのプレシーズンに一度も勝てずにいる”という情報をどのように受け止めているか? という質問に川﨑は、「もちろんSNSなどで、鹿島さんの水戸との試合結果なども流れてきました。岩政さんや鹿島の経験ある選手がこのまま修正なく開幕戦を迎えるわけがないので、相手の対策はもちろんしますが、まず自分たちのサッカーをより高く積み上げて、開幕戦に臨みたいと思います」とまず“軸足”はあくまでも自分たちに置き、京都2023バージョンを全力でぶつける。

Posted by 塚越始

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