首位ターン鹿島がG大阪戦で「4枚替え」。暗雲…得点ランク1位レオ・セアラ、全試合先発の安西幸輝が負傷交代

キム・テヒョンのフィードからレオ弾で1-0勝利も…。

[J1 19節] G大阪 0-1 鹿島/2025年5月31日18:03/パナソニック スタジアム 吹田

　J1リーグ19節、ガンバ大阪 – 鹿島アントラーズの一戦、鹿島がキム・テヒョンのロングィードからのレオ・セアラのリーグ最多となる今季11ゴール目で、1-0の勝利を収めた。リーグ前半19試合を終えて、鹿島は2位・柏レイソルに6ポイント差をつけて、首位で折り返した。

　アウェーの首位・鹿島は柴崎岳がスタメンに復帰。舩橋佑ボランチコンビを組み、狙い通り中盤で主導権を握ることに成功する。そして9分、キム・テヒョンの左足のフィードから、背後を突いたレオ・セアラが巧みにDFとGK一森純をかわしてゴール! 先制に成功した。

　その後は大阪が反撃。宇佐美貴史、デニス・ヒュメットを軸に鹿島ゴールへ迫る。

　そうしたなか60分、交代準備を進めていた鹿島だが、これまで全試合に先発していた左サイドバックの安西幸輝、そしてレオ・セアラが負傷し、ピッチに倒れる。

　安西はクロスの際に左ヒザを傷め、チームドクターから「×」のサインが出されてプレー続行不可能と判断。担架で運び出される。レオ・セアラは左大腿部の内転筋あたりを抑えて、歩きながらピッチから退いた。

　鬼木達監督は交代準備していたボランチ二人とともに、一気に4枚替えを敢行した。

　だが、チームがガラリと変わった鹿島は、ここからさらに防戦を強いられる。G大阪は黒川圭介、山下諒也が矢のように敵陣に突き刺し、攻撃を繰り出していく。

　73分には完全に崩したが、ファン・アラーノのシュートがポストを叩いた。

　試合終盤は途中出場した津久井佳祐が奮闘。10分以上のアディショナルタイムを経て、鹿島が1-0で勝点3を掴んだ。

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　鹿島は13勝1分5敗の勝点40で首位キープ。2位の柏レイソルがヴィッセル神戸に1-3で敗れ、6ポイント差に広げた。