【浦和】スコルジャ監督がホセ・カンテに期待「ポーランド時代、ベストストライカーの一人」
浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
チーム内に興梠以外、J1リーグ二桁スコアラーなし。経験を補うためにも連係の向上を課題に挙げる。
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が3月14日、公開トレーニングのあと取材に応じて、前日に加入の決まったホセ・カンテへの期待などを語った。
指揮官は32歳のスペイン出身・ギニア代表FWの加入について、攻撃面では課題を抱えていることは否めず、その改善と進化のためのピースになってほしいと期待を寄せる。また、スコルジャ監督の母国であるポーランドリーグでは、グールニク・サブジェ、ヴィスワ・プウォツク、レギア・ワルシャワでプレー経験があり、対戦したこともある。「新しい血を入れてくれます」という指揮官は、「ポーランドにいた時のベストストライカーの一人だった」として、得点に加えてアシストと“ゴールに絡む”役割を求めていた。また、そのキャラクターも評価しての獲得になったという。
ホセ・カンテは15日の練習から加わり、今週中には選手登録される。できるだけ早く実戦で起用したい意向だ。
またチームの攻撃面のテーマについて。ストライカーでは、J1リーグで二桁ゴールを決めている選手が興梠慎三しかいない(昨季はゼロ)。そのため攻撃の厚みを加えるためには、全体のサポート、連係の向上が大切になると強調していた。
「慎三以外で10ゴール以上取っている選手はいません。経験が不足しているところでは、私たちは忍耐強く見守らないといけません。私たちはどのようにすればサポートできるか、そこを考えていきます。
そのためにも連携の部分のレベルがまだ高いとは言えません。特に相手陣内でボールを持っている時、もっとサイドバックやボランチがサポートできればと思っています。敵陣でよりポゼッションすることでアドバンテージを作れます。
あとはポジションチェンジ。ウイングやトップ下が入れ替わる形を今まで練習してきましたが、新潟戦に向けてさらに改善していきたいです」
リーグ連勝中。ホームで迎える新潟戦、浦和がどのような新たな一面を見せてくれるのか楽しみにしたい。