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仙台がハーフナーを期限付きで獲得。「5位263」を「11位1.13」に還元したい│移籍情報

(C)SAKANOWA

野津田らのセットプレーを生かす狙いが感じられる補強に。

 ベガルタ仙台が7月9日、ヴィッセル神戸からFWハーフナー・マイクを期限付きで獲得したと発表した。レンタル期間は今シーズン末まで。契約により、ハーフナーは神戸との全ての公式戦に出場できない。

 ハーフナーは1987年5月20日生まれの31歳。194センチ92キロ。広島県出身。J1通算71試合20得点、J2通算90試合42得点。 日本代表18試合4得点。今季はリーグ4試合1得点と振るわずにいた。

 仙台の今季これまでのリーグ戦、平均得点「1.13」は湘南ベルマーレと並んでワースト7位タイ。一方、平均失点は「1.20」。得失点差を逆転することが喫緊のテーマとなっていた。

 そこで鍵を握るのがセットプレーだ。仙台が今季獲得しているFKは「263」で、J1で5番目に多い。ハーフナーの獲得には、野津田岳人らキッカーが揃うだけに、そんなセットプレーのチャンスを得点数アップに結び付けたいというクラブの狙いが感じられる。

 神戸に間もなく合流するFIFAワールドカップ(W杯)にスペイン代表として出場したアンドレス・イニエスタとハーフナーの共演、チームにどのような化学反応を起こすかは興味深いところだった。しかし、ハーフナーが下したこの「仙台移籍」の決断。ファイタータイプなだけに、仙台サポーターの熱いサポートを受けて、期待に応えるたくさんのゴールを決めてくれるはずだ。

文:サカノワ編集グループ

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