×

【柏】新加入ブエノが記者会見で決意。レイソルは「常に強いイメージ」、「悪い流れ払拭する一員になりたい」。ブラジル人で最も印象に残る選手は!?

柏に加入が決まり記者会見を行ったブエノ。(C)SAKANOWA

鹿島戦前、サポーターにもあいさつ。

[J1 7節] 柏 – 鹿島/2022年4月9日19:00/三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ柏レイソルへの加入が決まったDFブエノが4月9日、鹿島アントラーズ戦を前に加入記者会見を行い決意を示した。27歳のブラジル人センターバックは、柏について「ちょっと嫌な対戦相手、常に強いチームというイメージがありります」と語り、現在リーグ戦未勝利であるが「どのチームにも波はあり、この悪い流れを払拭するための一員になりたい」と意欲を口にした。

 約1か月前に柏から獲得の話が、ブエノサイドは“即決”で決断した。そこからビザ申請など入国許可に時間を要し、今回の発表に至った。

「柏レイソルから興味を示してもらえて本当に嬉しかったです。交渉は順調に進みました。誘われた時、二度考えることもなく、即決しました。(最近の練習について)パーソナルトレーナーと練習をしてきました。サッカーに関しては遠ざかっているので、これからみんなとの練習でコンディションを上げていきたいです。ストロングはフィジカル、スピード、ヘディング。チームのプラスになる存在になりたい。日々、学習をして、たくさんの出場機会を得たいです」

 これまで清水エスパルス、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸、徳島ヴォルティスでプレー(昨年夏からは鹿島に在籍)。柏とも対戦してきた。

 その対戦相手としてのイメージについて、次のように語った。

「ちょっと嫌な対戦相手、常に強いチームというイメージがあります。今はいい流れではないですが(リーグ戦2分4敗で未勝利)、どのチームにも波はあります。若い選手が多く、質の高い選手が揃っています。悪い流れを払拭するため、私もその一員になりたいです」

 そして千葉国際高校の出身であり、記者会見は日本語で質問を聞き、ポルトガル語で答える形に。柏との“接点”を問われたブエノは、「千葉県にいた時、レイソルアカデミーの話はいろいろ聞いていました。ただ柏に来るのは今回が初めて。面白い街で、家族で行けるところもたくさんあると感じています」と語った。

 柏で最も印象に残っているブラジル人選手に挙げたのは「クリスチアーノ」。

「強さがあって、シュートの威力もあり、マークしづらい選手でした。柏の歴史に名前を残し、たくさんの勝利をもたらしてきました。勝者である印象を残しています」

 柏を率いるネルシーニョ監督について。2015年にはヴィッセル神戸で、指揮官のもとプレーしている。

「神戸時代に一緒だった監督で、とても頭が良くて、何より選手にいい状態でサッカーをさせてくれます。時には厳しいです。もちろんそれは監督には必要なことで、ピッチ外ではとてもいい人。いろんな話をしてくれる方ですね。2015年は私も好調でいいパフォーマンスを見せられたので(リーグ11試合・1得点など公式戦通算15試合・1得点)、同じようにいい活躍を見せたいです」

 そのようにブエノはブラジル人指揮官との久々の共闘を楽しみにしていた。記者会見のあとサポーターにもあいさつし、ホームに加えて昨季まで所属した鹿島のサポーターからも温かい拍手が送られていた。

Posted by 塚越始

Ads

Ads