【浦和】札幌戦へスコルジャ監督「システムにウィークポイントがある」。酒井宏樹の状態は…

攻略できれば…「ピッチのどこかのゾーンでアドバンテージを作れます」。

[J1 ８節] 浦和 – 札幌／2023年４月15日15:00／埼玉スタジアム

　J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が４月13日、オンラインの取材に応じて、２日後の北海道コンサドーレ札幌戦に向けた対策や抱負などを語った。

　スコルジャ監督がかつて浦和を率いたミハイロ・ペトロヴィッチ監督（愛称ミシャ）との初の対戦に。

「（システムは3-4-2-1で名古屋グランパスと同じだが）まったく違った試合が待っています。札幌は独自のサッカーをプレーしています。90分を通じて、ピッチ上でほぼマンツーマンでマークしてきます。名古屋戦とは異なる試合になり、時間的、スペース的な余裕が少なくなります。それをテーマに今週は準備してきました」

　もちろん詳細は語れないが、指揮官は次のように札幌対策についてヒントを語った。

「このようなチームと対戦する時、個人のスキル、競り合いのところで勝つことが大事になります。二人、三人で連係することも求められます。そういうことができれば、ピッチのどこかのゾーンでアドバンテージを作れます」

「自分たちの力を発揮するのは難しく、一つのチャレンジになります。詳しいゲームプランは明かせませんが、札幌のシステムにもウィークポイントがあります。13得点・13失点という状況は興味深いですね」

「札幌のディフェンダーの攻撃参加には気を付けます。その対策は用意していて、戦術的な規律を守らなければいけません。攻から守への瞬間、札幌のやりたいことをやらせないことが求められます」

　札幌が最終ラインを活かして攻撃してくるなど陣形を崩したところで、いかに素早くスペースを突くかがポイントになりそうだ。

　また、右大腿部を傷めた酒井宏樹の状態とその代わりに入る選手への期待について。指揮官は次のように語った。

「日々よくなり決勝に間に合うことを願っています。（代わりに入る選手への期待）サイドバックに期待するのは攻守のバランス。浦和のサイドバックは攻撃的で、守備を忘れてしまうことがあるので、そうならないことを願っています。私はそのバランスを重視しています」

　浦和はリーグ４連勝を経て、名古屋グランパス戦で引き分けて５試合負けなし。リニューアルした埼スタでの一戦へスコルジャ監督は「攻撃的なサッカーをするのに適したスタジアム。このスタンドを満員にできれば、いい仕事ができたと言えるのだと思いました」と、自身にとっての埼スタ初陣を楽しみにしていた。