浦和が練習再開、しかし再延期濃厚…大槻監督「リーグはいい判断をしている」と理解を示す

浦和の大槻毅監督(2019年2月撮影)。(C)SAKANOWA

ビデオ会議システムを活用して、メディアと一問一答。

 J1リーグの浦和レッズは4月3日、8日間のオフを経て練習を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大原サッカー場でのトレーニングは完全非公開で対応。選手・スタッフのみで行われた。

 その練習再開初日、大槻毅監督がトレーニング後にビデオ会議システムを活用して、メディアとの一問一答に応じた。

「久しぶりに集まれて体を動かせたことは良かったと思います。体の準備はまだまだですが、表情はとても良かったと思います。我々だけでなく、非常に困難な状況だと認識しています。状況が良くなっているとは言えず、専門家の方たち、行政の方たち、メディアの方たちと理解し合いながら、きちっと市民として、対応しなければいけないと思います。またクラブの監督としては、何よりも選手・スタッフの健康に関して、非常に考えなければいけない。トレーニング再開に向けても、クラブと協議したうえで決めました。ただ状況がまた変わると思いますので、その都度、しっかり判断して、何よりも大事なのは、すべての方々の健康と安全だと考えています」

 また、Jリーグの現役選手3人に感染者が発覚するなか、指揮官は次のように、現在置かれた状況の難しさについて語った。

「この状況ですので、ちゃんと対応していても難しさがあると理解しています。できることをやって、というだけでは足りないところもあると思います。ただクラブ内でできる最大の努力をして、選手・スタッフとともに対応していきます」

 そして、この日実施されたJリーグとプロ野球(NPB)による「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、5月9日再開予定だったJ1リーグ再開の日程について、専門家チームから「非常に難しい状況。できる限り延ばすことが望ましい」と提言が出された。これを受けてJリーグの村井満チェアマンはこれまでの2週間刻みではなく、さらに長いスパンの間隔を空けて、リーグをさらに中断・延期する可能性を示唆した。

 その点について、大槻監督は理解を示す。

「日程や準備に関して、リーグはいい判断をしてくれていると思います。その話し合いのなかで、選手の感染、選手の安全に関して触れられることが見えていましたので、それに関して、非常に良いことではないかと思いました」

 そのように指揮官は、「選手の健康と安全」についても言及していた。

 チームはようやく再開を迎えたものの、リーグ戦の日程に関しては、さらに先が読めなくなった。いつ再開されるのかは、まったく分からない。不安がさらに不安を呼ぶ……。こうした状況下、指揮官にとっても(もちろん自身の健康にも気を遣いながら)、難しいチーム作りと調整が求められる。

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[文:塚越 始]

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