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【神戸】ノエスタで31日からワクチン大規模接種開始へ。市、神戸大、ヴィッセル、楽天など8者、国内初の産学官連携

ヴィッセル神戸のエンブレム。(C)SAKANOWA

22日から予約開始。三木谷代表「総力を挙げてプロジェクトに協力したい」

 神戸市の久元喜造市長、ヴィッセル神戸を運営する楽天グループ株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏(オンライン)らが5月21日に記者会見を行い、同31日から神戸のホームスタジアムであるノエビアスタジアム神戸(市が所有、ヴィッセルが管理)で新型コロナウイルスの大規模接種を開始すると発表した。

 連携を発表したのは。神戸市、神戸大学、神戸大学医学部附属病院、東京慈恵会医科大学外科学講座、SBCメディカルグループ、楽天ヴィッセル神戸株式会社、楽天グループ株式会社、楽天メディカルジャパン株式会社の8者。そのうち、久元市長、三木谷代表、神戸大学の藤澤正人学長、神戸大学医学部附属病院の眞庭謙昌院長、東京慈恵会医科大学外科学講座の大木隆生統括責任者 (オンライン)、SBCメディカルグループの相川 佳之代表(オンライン) が記者会見に応じた。

 こうした産官学の取り組みは国内初めて。神戸市によると、ノエスタでの大規模接種は22日に予約を開始、27日にシミュレーション実施、そして31日にスタジアムでの大規模接種を開始する予定だ。対象人数は1日1000人からスタートし、段階的に5000人まで引き上げたい意向。可能であれば、さらなる増加も検討していきたいという。兵庫駅、新長田駅から約15分間ごとに無料シャトルバスも運行する。ヴィッセルは施設提供、スタッフ支援の面でサポートする。

 まずは高齢者への接種が対象だが、久元市長は「65歳未満の摂取もできるだけ早く行っていきたい」、三木谷代表は「いち早く集団免疫を獲得することが必要だと考えます。できるだけ早く若い世代まで接種を完了するキッカケになれれば」「このコロナを乗り越えないと日本の経済復活は難しい。総力を挙げて、プロジェクトに協力したいと思います」と、それぞれ意向を示した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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