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【浦和】ブーイングも…。福岡に終盤防戦一方、ダニーロ・ボザ「最後の最後まで闘ったが…」

浦和のダニーロ・ボザ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「どのコンペティションも、前半よりも折り返したあとの後半のほうが厳しくなります」

[J1 23節] 浦和 0–0 福岡/2025年7月27日19:00/埼玉スタジアム2002

 クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)との兼ね合いによりこの日に組まれた一戦、浦和レッズはアビスパ福岡とスコアレスで引き分けた。

 浦和は立ち上がり果敢にハイプレスを仕掛けて、安居海渡のミドルなど惜しいシーンを作り出した。しかし後半途中からミドルゾーンを固める守備に切り替え、「コンディションを考えてそのようにして、背後のスペースを狙った」(マチェイ・スコルジャ監督)。

 だが、福岡の最終ラインによりボールを持たれる展開になり、試合終盤、指揮官はもう一度ハイプレスを試みたというが上手くハマらず。むしろ福岡のパワーに押されて、防戦一方となった。

 後半は決定機なし。ホームで良いところを見せられなかった。

 試合後、浦和サポーターが埋めていたゴール裏からは、あいさつに来た選手たちへ、拍手とともに一部からブーイングも飛んだ。

 スタジアム全体としては、選手たちもこの日は力を出し切ったものの、これでは目標とするリーグ優勝は難しいだろうな……という雰囲気に包まれた。

 最終ラインで耐え抜いたダニーロ・ボザは試合後、一部からブーイングが飛んでいたことを問われると、「最後の最後まで闘いました。もちろんサポーターの皆さんは勝利を見るために来てくれています。今日は残念ながら勝利できませんでした。最後の最後まで闘ったのは間違いなく、サポーターの皆さんにはそこは分かってほしいです」と語った。

「どのコンペティションも(シーズン)前半よりも折り返したあとの後半のほうが厳しくなります。誰も決して闘っていないわけではありません。全員で闘えています。サッカーなので、結果が出ない時もあります。試合は残っているので、より闘い、多くの勝利を手にするために頑張っていきたいです」

 ボザは一丸となって、勝利を積み重ねていきたいと願った。

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 24試合消化で並んだなか、浦和は首位のヴィッセル神戸(勝点46)から8ポイント差、勝点38で8位に。