マネのザネ殴打事件、原因が明らかに。差別的発言か、セネガルで批判の声も
バイエルンのザネ(左)とマネ(右) (Photo by Adam Pretty/Getty Images)
ホッフェンハイム戦欠場、罰金の処分に。リバプール時代は南野拓実と親交。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンは4月13日、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のマンチェスター・シティとの第1戦(●0-3)のあとロッカールームで「不正行為」があったとして、セネガル代表FWサディオ・マネ(Sadio Mané)が週末のTSG1899ホッフェンハイム戦を欠場し、罰金も科せられると発表した。
『ビルド』によると、試合中にマネとドイツ代表FWレロイ・ザネ(Leroy Sane)が口論に。試合を終えてロッカールームに戻ると再びヒートアップし、マネがザネに殴り掛かり、チームメイトが止めに入ったという。試合前のウォームアップでは同グループでプレーして笑顔を浮かべていたがというのだが……。
すると『イーメディア・セネガル』は、この事件の背景についてレポート。ザネが試合中にマネに対し、黒人蔑視の差別的発言をしていて、それが発端になったというのだ。スポーツ専門番組『カナール+ スポーツ・アフリカ』では、元セネガル代表のディオマンシ・カマラが「ザネがピッチ上でマネに言った言葉は、私たちが聞きたくなかった言葉だ」と批判している。
カタール・ワールドカップ(W杯)を負傷で欠場したマネだが、セネガルの英雄である。リバプールFC時代は日本代表MF南野拓実(ASモナコ)と親交を深めていた。果たして、そういった発言についてザネが認めるのか。あるいは他にも要因があったのか。この事件の真相究明はまだ続きそうだ。