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【鹿島4-0G大阪】サポーターの熱量に応え、仲間隼斗が左ボレー、鈴木優磨は闘魂ヘッド、土居聖真も復活の2発

鹿島の鈴木優磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ついにホームでリーグ戦昨年8月以来の勝利、今季初の連勝。

[J1 10節] 鹿島 4-0 G大阪/2023年4月29日19:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズが仲間隼斗と鈴木優磨のゴール、さらに土居聖真の2得点で、ガンバ大阪に4-0の勝利を収めた。鹿島はリーグ戦のホームゲームでは昨年8月以来の勝利に。今季初の連勝。一方、G大阪はリーグ3試合勝ち星なし。

 前節から鈴木と垣田裕暉の2トップを採用したホームチームは、4-4-2のベーシックな戦い方と守備の規律を徹底。手堅い守りからしっかりビルドアップし、スピードに緩急をつけた攻撃を繰り出す。

 一方、G大阪はダニエル・ポヤトス監督のピッチの幅を最大限に活用するスタイルを狙う。しかし前線の選手たちが縦に急いでなかなか噛み合わず、チグハグな展開が続く。

 するとゴール裏を埋めた鹿島サポーターはこの日のハーフタイム、熱量を維持しようと旗を掲げてチャントを歌い続けていた。

 その声に誘われるように、後半開始早々、コーナーキックのチャンスを掴む。そしてゴール裏のボルテージが一段階から二段階大きくなって、選手たちを後押し。その目の前で、樋口雄太のキックがファーサイドへ。仲間が態勢を崩しながらも左ボレーで流し込み、先制点をもたらした。

 すると、この男もそのサポーターの熱量に応えた。64分、名古新太郎のクロスに、この日のゲームキャプテンを務めた鈴木が闘魂のジャンプヘッド弾を叩き込み、追加点をもたらす。

 この日のアントラーズは止まらない――。さらにケガから復帰した途中出場の土居が敵陣のギャップを突いて会心の2ゴール! 鹿島がまさにクラブ一丸で4-0の勝利を収めた。

 試合後、鹿島サポーターが歓喜に包まれる一方、遠路駆け付けたガンバサポーターからはブーイングも飛んだ。

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