×

【浦和】アジア制覇への鍵、スコルジャ監督「チームワークが重要だ」

ACLのトロフィーを見て語り合う浦和の(左から)通訳・羽生直行氏、スコルジャ監督、興梠慎三。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

レアル・マドリードから3得点。ポイントはアル・ヒラルの攻撃力を“爆発”させないこと。

[ACL決勝 第2戦] 浦和 – アル・ヒラル/ 2023年5月6日18:00/埼玉スタジアム

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が5月5日、試合前日のプレスカンファレンスに興梠慎三とともに出席し、翌日のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアル・ヒラルとの第2戦に向けて抱負を語り、クラブ三度目となるアジアチャンピオンのタイトル獲得へ決意を示した。指揮官は「チームワークが重要になる」とピッチ上の連係、そしてクラブの団結を勝負のポイントに挙げた。

 リヤドのファーストレグを1-1で終えて日本に戻り、アウェーゴールルールが採用されるため、浦和がスコアレスドローでも優勝できるという“半歩”リードした状況に。そういった時に大切になるのは何か――。

 スコルジャ監督はこう答えた。

「こうした時こそ、チームワークが重要になります。協力し合って戦術を実行すること、しっかりと自分たちのすべき仕事を遂行することが求められます。第1戦の結果はあまり考えないほうがいいと思っています」

 そしてクラブ・ワールドカップ(W杯)では決勝でレアル・マドリードから3ゴールを決めるなど破壊力を持つアル・ヒラルのその“爆発”を起こさせないことをポイントに挙げる。

「(アル・ヒラルは)ACL準決勝の2試合で7点、レアル マドリードから3点を決めています。その長所を消して戦うことが必要です。(第1戦は)スペースを与えないように心掛けましたが、決して守備的なプレーをする意図はありませんでした。

 アル・ヒラルが私たちに攻撃をさせてくれたなかった、と言える展開でした。私たちは第1戦から学び、落ち着いて闘いたいです。第1戦よりオープンな展開にできるはずですが、結果をまず求めたいです」

 そしてスタジアムの雰囲気もまた大切な要素になり、指揮官はどんな状況でもあきらめることなく一緒に闘い、サポートしてほしいと呼び掛けた。

「スタジアムの雰囲気はとても大切な要素。レッズのファン・サポーターの方々は私たちと一緒になり、アルヒラルと闘ってくれると信じています。この試合に希望を感じています。途中で苦しむかもしれませんが、途中経過や流れに関係なく、最終的な結果を求めて闘い、結果を残してトロフィーを掲げましょう」

 あとは本番を待つのみ――。指揮官の眼光は希望に満ちていた。

Posted by 塚越始

Ads

Ads