【Jリーグ決算】浦和が81億円で売上高1位。C大阪、福岡、鳥栖、東京V、鳥取が債務超過

赤字クラブは前年と同様21クラブに。

　Ｊリーグは５月26日、2022年度（2022シーズン）クラブ経営情報を開示した。３月決算の柏レイソルと湘南ベルマーレを除いた56クラブの情報が発表された。７月には両クラブも反映した完全版が公開される。

　同シーズンのトピックスは以下の通り。

　売上高は56クラブ合計で1304億円。前年比111%の成長率、42クラブが増収だった。コロナ禍前の19年度対比では103％。

　ただし入場料収入は148%の成長率だったが、コロナ前の80%(19年度対比)で、まだ回復には至っていない。

　単年度赤字クラブは21クラブ(21年度21クラブ)、債務超過クラブは５クラブ(21年度10クラブ)だった。ただし、現時点で経営の継続(資金繰り)が困難に陥っているクラブは存在しない。

　また、売上高は浦和レッズが前年比12億3600万円増、81億2700万円で１位となった。

　赤字クラブは以下の21クラブ。

※札幌、鹿島、FC東京、神戸、広島、福岡、岩手、群馬、横浜FC、徳島、長崎、大分、福島、YS横浜、相模原、松本、長野、富山、岐阜、讃岐、鹿児島

　債務超過は以下の５クラブ。

※C大阪、福岡、鳥栖、東京V、鳥取

　債務超過のうち、現状、資金繰りがただちに悪化するクラブはないという。

　Ｊリーグは「クラブの収入はコロナ前の状況に回復し、売上高は56クラブ合計で1,304億円となった」と発表している。ただし現状は多くのクラブが責任企業からのスポンサー費などを得て、入場料などの減額を補っている状況と言える。