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【浦和レッズ】スコルジャ監督が鹿島アントラーズ戦へ「強力な攻撃の選手がいる」とあのFWを警戒。守備網打開へ「彼らも完璧ではない。弱点を突く」

オンラインによる取材で鹿島戦へ抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

連戦が続くなか、メンバーは血液検査など確認して直前に決定へ。

[J1 16節] 浦和 – 鹿島/2023年6月4日17:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ16節、浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が6月2日、オンラインによる記者会見を行い、2日後にホームで迎える鹿島アントラーズ戦に向けて抱負を語った。

  AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝が組まれた関係で、ミッドウィークの試合が組まれる連戦のなか、4位の浦和が3ポイント差の7位・鹿島との上位対決を迎える。指揮官は「鹿島戦で誰が先発するのか。血液検査などで状態を把握したうえで決めます」と、ギリギリまで状態を見極めたいという。

 両チームともに結果を残し、状態が上向くなか、この好カードが実現する。スコルジャ監督はこのライバル対決を、まず少し客観的に捉える。

「とても興味深いチームです。スタッツを見ると、鹿島との対戦はホームよりアウェーゲームのほうが勝率が高いと言えるデータがあります。一方、鹿島は7勝しているうちの5勝がアウェーゲーム(浦和のホーム)です」

 そのうえで現在の鹿島について、指揮官は「彼らはかなり強いプレスをかけてきます。鈴木(優磨)のような強力な攻撃の選手がいるチームです。気を付けなければいけません」「フレッシュな選手を使いながら対応したいと思います」と対策を口にしていた。

 また最近の鹿島は、5試合連続無失点での5連勝を果たすなど、岩政大樹監督のもと、守備が整理されている。そのゴールを攻略するのは決して簡単なことではないと決意を語る。

「鹿島のラインを破るのは簡単ではありません。守備が得意なチームでもあります。ただし、彼らも完璧ではないと思います。この前のサガン鳥栖戦でも2失点しています。相手の弱点を突きながら、最終ラインを破っていきたいです。私たちの攻撃の選手には、非常に高い強度のプレーが求められます」

 そして埼玉スタジアムが、ACL決勝とはまた異なる『決戦』の雰囲気に包まれる。スコルジャ監督も頷き、ホームでの“最強”のサポートを求める。

「チームにとって、そういった雰囲気がプラスアルファのモチベーションにつながると思います。サポーターの方々にとっても、鹿島戦は特別な試合だと思います。そこでいいパフォーマンスを見せて、勝点3を奪いたいです」

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 リーグ制覇を目指すためには勝利が欲しい。昨季の鹿島戦は2試合ともドローだった。今回決着がつくのか。注目の一戦は6月4日17時から、埼スタで行われる。

Posted by 塚越始

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