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【浦和】リカルド監督「阿部勇樹に天皇杯を掲げてもらいたい」。19日、国立・決勝は大分戦!

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ACL出場権獲得へあと1勝。「何より浦和レッズがアジアの舞台に立つことが大切」

[天皇杯 準決勝] 浦和 2–0 C大阪/2021年12月12日16:00/埼玉スタジアム

 天皇杯・準決勝、浦和レッズが宇賀神友弥と小泉佳穂のゴールで、セレッソ大阪に2-0の勝利を収めた。浦和のリカルド・ロドリゲス監督が試合後の公式記者会見に応じ、「あと一つ勝ち、阿部勇樹に天皇杯を掲げてもらいたい」と、2018年大会以来3年ぶりの優勝へ意欲を示した。

 まず指揮官は次のように試合を振り返った。

簡単な試合にはなりませんでした。攻撃でも守備でも、狙っていたことはできましたが、それでもこれだけ難しい試合になりました。ゴール近くまで接近できてもこじ開け切れず、そうしたなか幸運なことに1点を奪えました。

 相手のボール回しが上手く、そこからはGKが持った時にどのように奪うのかなど少しずつ修正できました」

 しかし――。後半は劣勢を強いられた。

「後半はクロスから崩されるシーンを作られました。ただ守備陣をはじめ全選手が体を張り守ってくれて、失点せず済みました。

 スタート、そして途中から入った選手がやるべきことをしてくれて、最後は(小泉)佳穂がどちらかというと個人の技で奪ってくれました。すごく良かった試合だとは言えませんが、やるべきことをやったことで勝てた試合だったと思います」

 そのうえで指揮官は「(決勝へ)ここまで来れて、まず嬉しく思います。何より浦和レッズがアジアの舞台に立つことが大切です。日本を代表して戦うため、あと一つ勝ちたいです」と、ファイナルへ意欲を示した。

 決勝の対戦相手は大分トリニータに決定した。勝てば優勝とともに、来季アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を得られる。

「リーグ戦のホームゲームではなんとか勝ち切りましたが、アウェーでは(●0-1)簡単に試合をさせてくれませんでした。強い意気込みを持って過信せずしっかりあと一つ、阿部勇樹に天皇杯を掲げてもらえるように、勝利のため戦いたいと思います」

 そのように引退を発表したキャプテン阿部に天皇杯を掲げさせる――と、必勝を誓った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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