【大分】劇的大逆転、天皇杯初の決勝進出!120+1分トレヴィザン弾、PK戦は高木駿が立ちはだかり、王者・川崎を下す
大分のGK高木駿。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
トレヴィザン「天皇杯を獲得し、エンブレムに新たに星を加えたい」。
[天皇杯 準決勝] 川崎 1(1EX1 4PK5)1 大分/2021年12月12日14:00/等々力陸上競技場
天皇杯準決勝、川崎フロンターレ対大分トリニータは延長120分の激闘の末、113分に小林悠、120+1分にエンリケ・トレヴィザンがそれぞれ決めてPK戦へ突入。守護神・高木駿が立ちはだかって3本を止めた大分が、19日の国立競技場での決勝にコマを進めた。
今大会の準決勝2試合(他に浦和レッズ×セレッソ大阪@埼玉スタジアム/16:00開始)と決勝は、新型コロナウイルス感染症対策のため設けられてきた動員制限なしでの開催に。
試合は両チームとも譲らず、来季J2降格の決まっている大分はGK高木が好セーブで引き締め、リーグ連覇を果たした川崎の猛攻を食い止めながら反撃につなげる。
それでも選手層の厚い川崎は交代カードを切りながら、その攻撃の手を緩めない。そして延長の113分、34歳のストライカー小林が決めて、ついに均衡を破る。
しかし――川崎は途中出場の遠野大弥が負傷。交代カードを切ったなかで退場を余儀なくされ、数的不利を強いられる。
するとドラマは待っていた。120+1分、パワープレーで前線に入ったDFトレヴィザンがヘッドでゴールネットに突き刺し、大分が土壇場で追い付く!
決着はPK戦へ――。大分は最後に決めれば勝利……というキックを小林裕紀が外してしまい、サドンデスへ突入。7人目までもつれ込み、大分が5-4で勝利を収めた。
トレヴィザンは「この勝利を届けられて嬉しく思います。天皇杯を獲得し、エンブレムに新たに星を加えたい。いい1週間を迎えられるので、次の決勝戦をしっかり戦いたいと思います」と笑顔で語った。
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[文:サカノワ編集グループ]