【東京五輪】川崎MF三笘薫がブライトン移籍へ。「2月から調査していた」海外メディアも報じる
三笘薫。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
しかし労働ビザの関係でベルギー1部へ一旦レンタルか。
サッカー男子 東京オリンピック日本代表(U-24日本代表)に選ばれるJ1リーグ川崎フロンターレのMF三笘薫が、イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに完全移籍することが濃厚となった。日本のメディアに続き、アメリカのスポーツ専門メディア『ザ・アスレチック』が7月9日に報じた。
同メディアの情報によると、ブライトンは2月から三笘を調査してきたということ。「間もなく契約に至る」として、このウインガーについて特集を組んでいる。
ただし英国では若手選手の雇用機会の確保、そしてリーグのクオリティを保つため、外国籍選手に対して厳しい労働ビザの条件を課している。かつては監督の“鶴の一声”で加入できていたイングランド・プレミアリーグだが、近年その条件が厳格に適用されている(スコットランドでは「例外」も多い)。
日本代表でこの1・2年、コンスタントに出場していればこの労働ビザ取得の条件をパスできる。あるいは例外として、欧州主要リーグで活躍していること、あるいは基準値以上の年俸や移籍金が支払われていること――つまり「一流」選手であることを証明する必要がある。
昨季新人ながらJリーグ・ベストイレブンを受賞するなど活躍した三笘だが、その条件は満たせていない。そのため、ブライトンが2018年から提携し、ベルギー1部に昇格したロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに、まずは期限付き移籍されるという。
この記事では、2018年にブライトンに加入した南アフリカ代表のパーシー・タウと「同じ道を辿るだろう」と伝える。彼もブライトンに加入したあと、ベルギーにレンタル。2020-21シーズンに一度ブライトンでプレーしたが、再びR.S.C. アンデルレヒトに渡っている。結果的に通算3シーズン、ベルギーにレンタルされた。
まずは22日に初戦・南アフリカ代表戦を迎える東京オリンピック。日本が「金メダル」を目標に掲げるそのステージに、三笘は集中する。
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[文:サカノワ編集グループ]