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【鳥栖】金明輝監督が選手に足払い転倒させる。3試合指揮資格停止、当面練習参加も見送り

鳥栖の金明輝監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

練習中、ラフプレーを起こした選手に対し。

 J1リーグのサガン鳥栖は7月9日、金明輝監督が練習中にラフプレーをしたトップチームの選手に対し、足払いをして転倒させるなど「指導の適正範囲を超える」として、7月17日の名古屋グランパス戦から3試合の指揮資格停止、当面の練習参加も見送る処分を決めた。選手、スタッフ約40人にも聞き取りをして事実確認を行った。Jリーグにも報告している。

 クラブによると、6月26日午前中のトレーニング中、ラフプレーをした選手に対し金監督が手で押さえながら足払いをして転倒させた。

 30日、スタッフが新里裕之GMにこの事案が報告された。そして新里GMが強化部に確認して事実が発覚した 。

 7月1・2日、新里GMが練習映像など確認。5日、新里GMが福岡 淳二郎社長に報告し、対応会議を開いた。

 新里GMが6日に当該選手と、7日には金監督と面談。8日、選手とスタッフ約40人から聞き取りを個別に実施。そのうえで社内対策会議を実施。

 監督、当該選手、GMが話し合い、監督から当該選手への謝罪と当該選手から監督への前向きな発言が交わされた。Jリーグに今回の事案を報告(第一報) 。

 9日、取締役会にて監督への対応を協議して決定。Jリーグに報告(第二報) 。

 クラブは金監督に対し、3試合の指揮資格停止(7月17日・名古屋グランパス戦、7月24日・セレッソ大阪戦、8月9日・FC東京戦)の処分を決定。当分の間、練習参加を停止する。

 今後、監督の処分と再発防止策についてクラブ内で協議のうえ決定する。 

 福岡社長は次のようにコメントしている。

「この度は、サガン鳥栖のファン・サポーターならびにご協賛いただいているスポンサーの皆様方そして、いつも温かい応 援をしていただいている関係各位の皆様方には、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。

 サガン鳥栖は、地域の皆さま方に愛され、地域の誇りとなるべく存在として活動を続けてきたなかで、今回の事案については決して看過できない行為だと認識しています。今後、発生した原因、背景などを踏まえてしっかりと襟を正し、クラブ理念である「人づくり、まちづくり、夢づくり」を実現するためにも、二度と繰り返さないという強い覚悟をもって再発防止に向けて取り組んでいくことをお約束いたします。

 引き続き、皆様からの叱咤激励をいただきながらクラブとして成長していく所存ですので、変わらぬ応援、ご声援をよろしくお願い申し上げます」

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[文:サカノワ編集グループ]

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