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「やっとかという感じ」西大伍が神戸初ゴール。川崎戦ドローに「強いチームならば4点取れた」と悔やむ

神戸の西大伍(撮影は2020年1月)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

首位川崎を一時逆転しながらも追いつかれる。

[J1 24節] 神戸 2-2 川崎/8月26日/ノエビアスタジアム神戸

 ヴィッセル神戸のDF西大伍が川崎フロンターレ戦、神戸加入後2シーズン目にして初ゴールを奪ってみせた。その一撃を口火にホームチームが首位から2点を奪って逆転する展開に持ち込んだものの、終盤に追いつかれ、その後も押し込まれてのドロー。シュート数では神戸が14本対7本と押し込んでいただけに、悔やまれる結果となった。

 0-1で迎えた30分、左サイドで酒井高徳がタメを作って山口蛍につなぐ。山口はファーサイドに走り込んだ西へ。神戸の22番は相手DFの背後を突き、狙いすましたショットをゴールネットに押し込んだ。

「応援してくれている人たちのお陰で点を取ることができました。やっとか、という感じですけれど」

 加入から2シーズン目。DFではあるものの西が待望の神戸初ゴールを決めた。

 しかしアンドレス・イニエスタ不在の影響もあるとはいえ、チャンスでの攻撃が雑になり、肝心なところでプレーやシュートの精度を欠いてしまう。

「カウンターから沈めるチャンスは結構あったので、そのクオリティが低かったし、相手にその分チャンスを与えてしまったかなというのはあります。(試合終盤は)川崎も疲れているようであまりパワーがなかった感じだったので、勝たないといけなかった。もっと上手くやれたと思います。上位に行くためには、こういう試合を勝たないと。(カウンターの)精度は低いかなと思います」

 そのように川崎に勝つチャンスは十分あった。それだけにミスで流れを失った展開をもったいないと捉えていた。

「裏はけっこう空いていたし、一個プレッシャーをかわせれば、すごくフリーな状況を作れました。そこの精度ですかね。強いチームだったら4点ぐらい取っていたんじゃないかなと思います」

 神戸がもっと強いチームになるために――。西はあえて、サッカーで最も重要となる攻撃でありフィニッシュのクオリティに言及していた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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