【鹿島】カズに憧れてきた内田篤人の誓い「Jリーグの火を僕らで消さない」

鹿島の内田篤人(町田との練習試合より)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

痛恨の失点シーンには「家長さん…。ブラジル人選手が目に入った」と悔やむ。

[J1 2節] 川崎 2-1 鹿島/2020年7月4日/等々力陸上競技場

 新型コロナウイルスの影響により中断していたJ1リーグが7月4日に約4か月ぶりに再開を迎え、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズは、ホームチームが2-1で勝利を収めた。

 鹿島の元日本代表DF内田篤人は今季初めて公式戦スタメン出場を果たし、60分までプレーし広瀬陸斗と交代した。

 開始早々1分にセットプレーの流れからオフサイドではないか……という微妙な流れから失点を喫した。さらに30分、右サイドの家長昭博のクロスが内田の頭を越えて長谷川竜也にわたり、そこから豪快に左足で蹴り込まれた。

 内田は「中断期間中の練習試合はセットプレーでやられていなかったので、試合開始からすぐあの形で点が入ってしまうと、正直ガクッと来たところはありました。監督が代わって新しいことにチャレンジしようというスタートだったので、そこで躓いてしまったのは、正直大きかったです」と悔やんだ。

 また、Jリーグの過去になかった4か月の中断。内田は「僕はJリーグに憧れてサッカーを始めました。キングカズに。だから僕らで消すわけにはいかない」と熱く語った。

「運営に関しては本当にいろんな人がかかわってやってくれて、スタジアムに入ると時にメディアの皆さんが並んで体温を計っているのを見ましたが、そういったスタッフの皆さんの準備、フロンターレさんのスタジアムの準備、大変ですけれどしてくれていました。グラウンドも良かったです」

 そして鹿島の背番号2は続けた。

「僕はJリーグに憧れてプロになりました。キングカズに。これだけ長い中断期間はありませんでしたし、その歩みは止めない。新しいスタートであり、僕らがまた歴史を作っていくイメージを持っています。僕らで止めない、Jリーグを。再び感染者数が増えていて今後どうなるか分からないですけれど、選手だけではできないし、お客さんがいなくて寂しい部分もあります。お金の部分でもスポンサーさんであり、お客さんが入らないための難しさもあると思いますが、僕らでは止めない」

 そのように力強く語った。が、心に残っていたのは、この日のあのシーンだった――。

「そのなかで、内田が……(失点に絡んだが)、なんでかぶったんだろ。(チーム2失点目)家長さんのあのキック。ブラジル人選手が目に入ったんですよ。クソー」

 そのように内田は最後に、悔しさをさらに噛みしめていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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