バルセロナ安部裕葵がパナシナイコス移籍か!1億4000万円を「日本のメッシ」に準備
バルセロナBの安部裕葵。(C)FC_BARCELONA/(C)FCB
二度目の大ケガから復活、最近は3試合連続で途中出場中。
今季FCバルセロナBでプレーする安部裕葵が2021-22シーズン、ギリシャ1部リーグの名門パナシナイコスFCに移籍か――。
ギリシャメディア『ニュース pao.gr』は5月4日と5日の両日、パナシナイコスが安部の獲得に向けてバルセロナにオファーを出したと報じた。具体的にファンドとの提携して110万ユーロ(約1億4000万円)を「日本のリオネル・メッシ」のために準備したということだ。
安部は1999年1月28日生まれ、東京都出身の22歳。2019年夏、鹿島アントラーズからバルサに移籍。4年契約を結び、スペイン3部リーグ相当のセグンダBに所属するBチームに登録されてきた。1シーズン目は20試合・4得点を記録したものの、2020年2月に右大腿二頭筋を損傷して手術。昨年12月のエスパニョールB戦で復帰したが、わずか出場3分で今度はハムストリングスを傷めた。改めてリハビリを経て、現在の昇格プレーオフに向けたステージで復帰、最近3試合連続で途中出場している。また、バルサBは2部を目指して5地区の上位3チーム計15チームで争われる昇格プレーオフ進出も決めている。
今回の記事では、パナシナイコスは「ウイング」を補強ポイントに挙げていて、リストアップしていた安部に正式オファーを出したそうだ。4日の段階では100万ユーロ以上の獲得資金を支払えるかがネックになっていると伝えていた。
すると5日の続報で、ギリシャの名門が「日本のメッシと呼ばれる『メシア』を連れて来るため、7ケタ(110万ユーロ)の資金をファンドと連携して準備した」と報じたのだ。これはバルサが安部を鹿島から獲得した際と同額でもある(市場価格はその当時よりも若干下がっている)。
パナシナイコスはレギュラーシーズン、13勝6分7敗(30得点・19失点)の5位で終了。上位によるプレーオフシーズンに進み、通算14勝10分9敗(40得点・29失点)で同じく5位につけている。
ギリシャリーグではPAOKサロニカ(プレーオフシーズン現在2位)に、日本代表としてワールドカップ(W杯)に2大会連続で出場している香川真司が在籍している。
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[文:サカノワ編集グループ]