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【浦和】新天地デビュー西大伍は前向き「ポジティブな要素はたくさんある」「右肩上がりで成長を見せ続けたい」

オンラインによる取材に応じた浦和の西大伍。協力:浦和レッズ

ボールの収めどころとして機能、チームの新たな収穫に。「相手のやり方に応じた戦い」をテーマに挙げる。

[ルヴァン杯 GS2節] 浦和 0-1 柏/2021年3月27日/埼玉スタジアム

 今季ヴィッセル神戸から浦和レッズに加入したDF西大伍がルヴァンカップ・グループステージ(GS)2節の柏レイソル戦、右サイドバックとして先発し、新天地での公式戦デビューを果たした。84分までプレーし、鋭いピンポイントクロスから興梠慎三の惜しいダイビングヘッドを演出。また、試合中にアウト・オブ・プレーになった際は、田中達也や伊藤涼太郎らと言葉を交わしながら、細かい修正を図っていった。

「試合を勝たせたかったですけれど、90分近くできたのは、これからのために良かったと思います。(実際にプレーした感じたことは?)気付いたことは、チームに落とし込みたいです。そんなに難しいことではなく、ポジティブな要素はたくさんあるので、これからにつなげていけるのではないかと思います」

 試合は0-1で敗れた。ただ西が右サイドのボールの収まりどころとして機能したのは、チームにとっても収穫に挙げられる。この日は84分までプレーし、関根貴大と交代。西は「もっと、やりたい。(課題は?)練習で用意したことはもちろん表現できてきましたが、そればかりにならず、相手のやり方もあり、試合の中でそれに応じたプレーをできればと感じました。そこを僕らが促していければ」と語り、90分の展開の中での臨機応変な対応の大切さを強調していた。

「(ケガにより初出場がこの日になったが)それはしょうがなく、出られない中でも力になれることはあると思ってきました。ただ試合に出てお客さんに見てもらうことが一番の僕らの仕事なので、(浦和でのデビューを迎えて)嬉しく思っています」

 浦和・西大伍としての歩みを始めた。チームはなかなか結果を残せずにいる。そうしたなかで、背番号『8』は「結果はあとからついてくるもので、どういった試合をしていけるか。僕らは右肩上がりで成長を見せ続けたいと思います」と、ここからの逆襲を誓っていた。

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[文:塚越始]

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