【浦和】リカルド監督が天皇杯制覇へ意欲。今季5度目対戦、準決勝C大阪の印象は?「例えば清武、あるいは乾が出るのでは特長が異なり…」
浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
12日、埼スタで決勝進出を目指す。「チームの中での『スタンダード』ができている」と警戒。
[天皇杯 準決勝] 浦和 – C大阪/2021年12月12日16:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が12月10日に定例のオンラインによる記者会見を行い、2日後の天皇杯・準決勝セレッソ大阪戦に向けて抱負を語った。
C大阪とは今季リーグ戦とルヴァンカップで計4度対戦。浦和の1勝1分2敗(3得点・3失点)。直近のルヴァンカップ準決勝では、1分1敗で落としている。
指揮官はC大阪の印象について、次のように語る。
「監督が代わってから(クルピ前監督→小菊昭雄監督)アイデアがハッキリしていると感じます。チームとしてやるべきことが決まっているなか、例えば清武(弘嗣)、あるいは乾(貴士)が出るのでは特長が異なり、違った印象を受けます。ただし狙いは明確です。
チームの中での『スタンダード』ができています。そのようなチームに対し、最高レベルで挑まなければなりません」
そして指揮官はこのライバルを突破すると誓う。
「セレッソと浦和は何度も対戦し、いいライバルだと思います。優勝するならば、日本でベストと言われるチームに勝っていかなければなりません、それをこの試合でも見せていきます」
また、この試合は新型コロナウイルス対策による観客動員の制限が設けられず、100パーセントの動員が認められる。リカルド・ロドリゲス監督はリーグ最終の清水エスパルス戦(●0-1)のような試合は繰り返さないと強調した。
「清水戦では非常に悪い内容の試合を見せてしまいました。スペクタクルと言える部分がなく、試合後にセレモニーもありましたが、全体的に苦い味の残った試合でした。中立地ではありますが、埼玉スタジアムで行われることで、たくさんの方に応援していただきたいと思います。
ガンバ大阪戦でもサポーターの方々の後押しがエネルギーや自信につながり、そこでプラスアルファの力を出すことができました。この重要な試合で、そのような光景を期待しています」
そして19日の国立競技場での決勝進出へ意欲を示した。
「まずは勝利です。勝って、決勝に進み『希望』を感じて、『元気』を取り戻してもらいたいです。戦う姿、いいプレー、私たちのスタイル、そういったものを見せながら、まず19日の国立競技場に行くことを一番に考えています。もちろん国立に行けば、優勝して皆さんと祝いたいと思います」
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[文:塚越始]