名古屋フィッカデンティ監督の退任決定。「鹿島」がSNSで話題に
名古屋のフィッカデンティ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
相馬直樹監督の退任決定後、噂は聞かれず…。
J1リーグの名古屋グランパスは12月8日、マッシモ・フィッカデンティ監督が2021シーズンをもって契約満了となり、チームを離れることが決定したと正式に発表した。
就任から2年半、2019年にJ2降格危機にあったチームを率いて残留へと導き、今季はACL(アジアチャンピオンズリーグ)でベスト8進出、そしてルヴァンカップ制覇を達成。フィッカデンティ監督自身は来季続投への意欲を示していたものの、今季限りで退任することとなった。
フィッカデンティ監督は1967年11月6日生まれ、イタリア出身、54歳。イタリア・セリエAのACチェゼーナ、カリアリ・カルチョなどを率いたあと、2014年から15年にFC東京、2016年から18年にサガン鳥栖、2019年途中から21年まで名古屋を率いてきた。
一方、このイタリア人指揮官の退任によって、SNSで騒がれているのが、鹿島アントラーズの動向である。ブラジル人のザーゴ監督のあとを引き継いだ相馬直樹監督の今季限りでの退任が発表されたものの、新指揮官の噂が聞かれずにいる。ジーコ・テクニカルダイレクター(TD)の勇退が濃厚で、ブラジル路線から、過去になかった欧州路線(ヨーロッパの監督)への舵の転換も視野に入れている。
しかし新型コロナウイルスのオミクロン株への対策による外国人の新規入国制限もあり、選択肢が狭まられるため人選が難航してきた。
まだ「噂」の領域にも達していない段階ではある。ただ確かに、まず目の前の勝利を徹底的に追求する――マッシモの哲学と鹿島の伝統は符号しそうだが、果たして……。
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[文:サカノワ編集グループ]