「叩き潰せ!」鳥栖の川井監督、湘南戦6-0大勝のロッカールームが熱い。週末はホームで浦和と対戦

第１戦は1-5敗戦、「２点ではまだ足りていない、上手くかわそうとかいらないから」。

[J1 18節] 湘南 0-6 鳥栖／2023年６月24日19:04／レモンガススタジアム平塚

　サガン鳥栖が湘南ベルマーレに6-0の大勝を収めたJ1リーグ18節のハーフタイム、ロッカールームでの川井健太の飛ばした熱いゲキが話題を集めている。

　ユーチューブの『サガン鳥栖公式チャンネル』では、この大勝劇の舞台裏を追った動画が公開された。そして2-0とリードして迎えたハーフタイム、そのロッカールームで、川井監督は選手たちに「前半の戦いを続けること。押し込まれるケースもあるかもしれない」と切り出したあと、リーグ戦の今季ホームゲームでは1-5で敗れていることを思い出してほしいと訴える。

「5-1で負けているからな。5-1で。2-0では、まだ足りていないから。集中するところはしっかりやりながら、３、４、５と取り続けること。このゲームを上手くかわそうとか、そういうことは本当にいらないから」

　そして42歳の指揮官は最後に「叩き潰せ！」と強く訴え、選手たちも一段と士気を高めた。

　すると鳥栖は後半に入ると、49に小野裕二がハットトリックを達成。さらに63分、堀米勇輝、86分に藤原悠汰、そして90+3分に樺山諒乃介が決めて、スコアは6-0。まさに第１戦の借りを返す勝利を収めてみせたのだ。

　記者会見やインタビューなどでは常に冷静な口調で語る川井監督だが、燃えるような情熱家の一面を見せた。鳥栖はリーグ７試合連続無敗と好調をキープしたまま、7月１日、ホームで浦和レッズと対戦する。