【浦和-湘南】「クリア数」少なく地上戦を徹底も試行錯誤続く│データ分析 JSTATS
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湘南は「クロス」が最多の得点パターン、酒井宏樹ら浦和SBの対応がポイントに。
[J1 12節]浦和 – 湘南/2023年6月28日19:30/埼玉スタジアム
J1リーグ12節順延分、浦和レッズ-湘南ベルマーレ戦が6月28日19時30分から、埼玉スタジアムで行われる。『JSTATS』提供の両チームのスタッツからこの試合を展望したい。
両チームのデータで特筆されるのが「クリア数」の少なさ。浦和は1試合平均19.0回で15位、湘南は同18.6回で16位。いずれもロングボールに頼らない地上戦を徹底して志向していることが分かる。
ただし一巡目の対戦が終わるなか、浦和の得点数は同1.2で11位。湘南は1.4で7位ではあるものの、現在リーグ最下位と低迷している。「理想」を追求しているものの、なかなかその絵をピッチに描き切れずにいることがうかがえる。
そうしたなか湘南のクロス数は同16.8回で3位。得点パターンでも、そのクロスからのゴールが最多の「5」だ。
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緩急を生かしたサイドの仕掛けに、浦和の酒井宏樹らサイドバックが対応しきれるか。そして中央にいる「町野(修斗)は8ゴール、鈴木(章斗)は6ゴールを決めていて、大橋(祐紀)も戻ってきています」(ラファ・ジャナス・コーチ)と、いうアタッカー陣を止められるかがポイントになる。
一方、浦和の得点パターンで最多は「30メートル未満のパスから」と「セットプレー」が最多5ゴール。そのショートパスからの攻撃を、チームとしての武器にしていけるか。浦和の湘南攻略の“狙い”にも注目して見てみたい。