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マリノスの昨季J1制覇を支えたGK朴一圭がサガン鳥栖に完全移籍「ファン、サポーターの方々と掴んだ日本一は一生の宝物」

横浜FMでの朴一圭。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

今季途中から鳥栖にレンタル。「自分の無力さを痛感させられた。来シーズンはもっと鳥栖の力になれるように覚悟を持って戦う」

 J1リーグの横浜F・マリノスからサガン鳥栖に期限付き移籍をしていたGKパク・イルギュ(PARK Ilgyu)が12月29日、 来季からサガン鳥栖に完全移籍することが決定した。両クラブが正式に発表した。

 朴は1989年12月22日生まれ、埼玉県出身(韓国籍)、31歳。180センチ・76キロ。A型。これまでのキャリアは、HAN FC(埼玉朝鮮小中級学校 ) ― 東京朝鮮中高級学校 ― 朝鮮大学 ― 藤枝MYFC ― FC KOREA ― 藤枝MYFC ― FC琉球 ― 横浜FM ― 鳥栖。2020シーズンは横浜FMで12試合、鳥栖では10試合に出場。2019シーズンは途中からレギュラーポジションを掴み、F・マリノスの守護神としてリーグ制覇に大きく貢献した。

 朴は横浜FMのファンとサポーターへ次のように感謝している。

「横浜F・マリノスの皆さん、この度サガン鳥栖へ完全移籍することになりました。F・マリノスでの2年間は、F・マリノスに関わるすべての方々に支えられ素晴らしい時間を過ごすことができました! そのなかでもどんな時も共に戦ってくれるファン、サポーターの方々と一緒に掴んだ日本一は一生の宝物です。

 今年はコロナの影響と自身の怪我もあり、なかなか皆さんの前でプレーする姿を見せられませんでしたが、 それでも常に気にかけ声をかけ続けてくれたことに感謝しています。

 本当にありがとうございます! サガン鳥栖へ移籍しますが、 これからもF・マリノスが大好きですし、 離れても共に戦った仲間、 marinos familyであることに変わりはないと思っています! また日産スタジアムで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています! 最後にママさんサッカーに行くと約束したのに、その約束を果たせずにすみませんでした。いつの日かその約束を果たしに行きます」

 一方、鳥栖のファンには次のように改めて覚悟を示している。

「サガン鳥栖の皆さん、改めまして横浜F・マリノスから来ました朴一圭です。今年はシーズン途中での加入でしたが、温かく迎え入れていただき、そして沢山の応援をしていただきありがとうございました! 決して満足のできる結果を残すことができず、自分の無力さを痛感させられました。来シーズンはもっと鳥栖の力になれるように覚悟を持って戦いたいと思います!」

 来季の鳥栖対横浜FM戦は、注目の熱き一戦となりそうだ!

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[文:サカノワ編集グループ]

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