【移籍】三笘の相棒カイセド獲得へマンチェスター・ユナイテッドが名乗り「来週中にも正式オファー」
ブライトンのカイセド。(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)
チェルシーからのメイソン・マウント獲得が停滞しているため!?
この夏の移籍市場での注目銘柄の一人であるイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセド(Moises Caicedo)だが、これまでチェルシーFCへの完全移籍が既定路線だと思われてきた。しかしマンチェスター・ユナイテッドが今週ブライトンと接触し、来週にもオファーを提示するかもしれないという。『スカイ』が6月28日に報じた。
マンチェスター・Uはそもそも、チェルシーからメイソン・マウントの獲得を目指していた。ただこれまでオファーを繰り返し、5500万ユーロ(86億6000万円)という高額の条件を出しているものの、まだ詰め切れずにいる。
同メディアによると、そこでマウントを獲得できない場合も考えて……。その先を見据えて“チェルシー加入”が本命視されるカイセドへのオファーではないかとも見ている。
カイセド獲得にかかる移籍金は8000万ユーロ(約126億円)と言われる。さすがに“W補強”は資金的にも難しいと思われるが……。
ただユナイテッドはカイセドがインデペンディエンテ・デル・バジェからブライトン加入を決めた際にも、獲得を検討していた。以前からその実力を認め、リサーチしていたクラブの一つである。決して今回も“やけくそ”というわけではない。
一方、カイセドのチェルシー移籍に向けて、「個人的な条件はほぼ合意」に至ったとも言われる。また、カイセド自身もチェルシーでのプレーを「最優先」に考えているという。
移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は6月23日時点で、「チェルシーがモイセス・カイセドの獲得に動いている。個人的な条件はほぼ合意し、選手の優先順位はチェルシーである。ただしブライトンへの正式なオファーはまだない。チェルシーはハフェルツ、コバチッチとサウジアラビア、その売却するための交渉で忙しいため」と状況を整理していた。
果たして、すんなりチェルシー入りが決まるのか!? ユナイテッドの巻き返し、あるいは昨冬動いたアーセナルFCの再オファーもあるのか。日本代表FW三笘薫のチームメイトでもあったカイセド周辺の動きがにわかに慌ただしくなってきた。