【広島】青少年健全育成条例違反でサンフレ普及部コーチを契約解除
サンフレッチェ広島のエンブレム。(C)SAKANOWA
仙田社長ら報酬の一部を自主返納。
J1リーグのサンフレッチェ広島は7月31日に発覚した普及部コーチの起こした青少年健全育成条例違反による不祥事を受けて、この男性容疑者を契約解除に、また仙田信吾らの処分も併せて発表した。
クラブによると7月31日午後、サンフレッチェ広島の普及部コーチが、広島県青少年健全育成条例違反により広島県警に逮捕された。事件当時、この容疑者は午前中に中学校の非常勤講師、午後に同社契約コーチを兼務していた。専属となったのは今年4月1日からだった。
容疑者は8月2日、処分保留で釈放されている。その後、本人と面談し事実確認のうえ、プロサッカークラブのスタッフとして、この不祥事が社会に与えた影響の大きさに鑑み、契約解除の処分に至った。
クラブが科した処分内容は次の通り。
(1)普及部所属コーチ 契約解除処分(8月7日付)
(2)仙田信吾社長 取締役報酬月額の10%の自主返納1か月
片岸浩一取締役事業本部長 取締役報酬月額の5%の自主返納1か月 塩崎浩作普及部部長 基本報酬月額の5%の違約金徴収1か月
クラブは次のように謝罪している。
「被害に遭われたご本人様、並びにご家族の皆様に多大なご迷惑とご心痛をおかけいたしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。
併せて、日頃からサンフレッチェ広島にご声援を頂いているファン、サポーターの皆 様、ご支援いただいている株主、スポンサー、 地元自治体の皆様をはじめとする多くの関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけし、お騒がせいたしましたこと、誠に申し訳ございませんでした。
当社といたしましては、二度とこのような事案を起こさないよう、従業員に対する 監督・指導を徹底してまいります」