ジャニーズ問題、メンタリストDaigo「事務所だけで、あれだけの力を持てるわけがない」
ジャニーズの新社長に就任し、記者会見を行った東山紀之氏。(Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)
ユーチューブの公式チャンネルで、情報過多、焦点移動など…マスコミの“誘導”に注意喚起。
メンタリストのDaigo氏が9月12日、自身のユーチューブ公式チャンネルで「ジャニーズ問題に関する【マスコミの隠蔽】について解説します」と題したコンテンツを公開した。テレビや新聞では報じられない視点・観点からこの問題を考察し、16日時点で92万人が視聴するなど関心を集めている。
ジャニー喜多川氏(87歳で死去)の性加害問題により、ジャニーズ事務所は7日に記者会見を行い、藤島ジュリー景子社長が辞任し、所属タレントだった東山紀之氏が新社長に就任すると発表された。しかし藤島氏が100パーセントの株主であることなど、実質的な経営体制は変わらない点などが疑問視されていた。
Daigo氏はこの発表から5日を経て、改めて問題を整理。「この問題の隠蔽工作の一番重要なポイント」として、次のように説明した。
「そもそも、ジャニーズ事務所だけで、あれだけの力を持てるわけがない。最初からジャニー喜多川氏が、それだけの権力を手に入れていたのではないですか。共犯者、裏方が絶対にいるはずなんです」
その問題視されている少年たちへの性加害を隠し、巨大な権力を与えていったのがテレビ局――マスコミであると指摘。これまでのコンテンツでも自身がTV主演していた際に様々な事実を知ってきたDaigo氏は、「いま一生懸命、いろんな人を攻撃して、自分に非難が来ないように操作しているわけです」と解説している。
そして今のテレビ局などマスコミの状態を、「これまで散々浮気してきた酷い男が、彼女の浮気が分かった瞬間、その彼女を殴ったり蹴ったりしている。そういう状況です」と例えた。
そのうえでDaigo氏は、マスコミが論点をすり替えていく情報操作、プロパガンダの起こし方などを詳しく解説。情報過多にして不都合な話題を薄めていく手法『インフォメーション・オーバーロード』、マスコミが関心の設定を選択できてしまう『報道の選択・アジェンダ設定理論』、焦点移動で事実から注意をそらすなどプロパガンダにも活用される『ディストラクション』、情報が繰り返し伝えることでそれがあたかも事実だと思い込んでいく『情報再頒布』などについて、詳しく解説している。
そのうえで、社長就任した東山氏の過去言動への責任追及、タレント擁護発言をしたことで賛否両論を受ける他事務所のタレントへの攻撃など……。いずれもマスコミが自分たちへの非難をそらすためであり、論点を切り替えていることに注意を払うべきだと強調している。
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Daigo氏は7月8日、J1リーグ20節のサガン鳥栖 対 セレッソ大阪戦で、エックスモバイル株式会社の協力で「メンタリストDaiGoスペシャルマッチ powered by DXmobile」を開催。駅前不動産スタジアムに来場し、ハーフタイムにはサポーターに向けて、「スポーツ観戦はメンタルにとてもいい。友達、仲間ができるから」など、サッカー観戦のメンタル効果などにも言及していた。