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ジャニーズ問題、メンタリストDaigo「もう一人の加害者。なぜか叩かれない」と指摘

記者会見したジャニーズ事務所の東山紀之新社長(左)と藤島ジュリー景子氏(右)。 (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

ユーチューブ公式チャンネルで、自身の経験を踏まえ「事実」ベースで深く考察。

 メンタリストのDaigo氏が9月7日、自身のユーチューブ公式チャンネルで「ジャニーズ問題で何故かマスゴミが触れないもう一人の加害者について。タレント叩く前にこいつらを糾弾すべきでは?」と題したコンテンツを公開した。

 ジャニー喜多川氏(87歳で死去)の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所では、藤島ジュリー景子社長が辞任。一方、所属タレントだった東山紀之氏が新社長に就任すると同日の記者会見で発表された。この件について、Daigo氏は自身の経験をもとに「事実」を明かし、なかなかメディアでは表向きに報じられずにいる問題点を指摘した。

 Daigo氏はメンタリストして注目を集め、数多くのテレビ番組に出演していた学生時代、TV局の中でジャニー喜多川氏の噂については耳にしていたと語る。

「(当時)テレビに一時期出ていましたが、僕は(芸能事務所に所属せず)『個人』として。出演していた頃は、ただの大学生。(ジャニー喜多川氏の件について)噂とかではよく聞く話でしたが、実際にはよく知りませんでした。信憑性は分からないが、ネットで調べれば、必ず出ている話題でもありました」

 そして現在、いろいろな“正義”が振りかざされ、そのなかで「見て見ぬふりした先輩」に責任があるという見解には疑問を投げかける。

 自身の小学・中学生時代にいじめを受けた体験を告白。そして、わざわざ自分が上司(権力を振りかざす者)のターゲットになるのを避けるのが必然で、「見て見ぬふりした人は同罪だ、というのはちょっとおかしい」と、自身の見解を示している。

 また、ジャニー喜多川氏が亡くなったなか、攻撃すべき「新たな犯人探し」が行われている状況にあると言える。そこでDaigo氏は「黙っていることで得した人がいるわけです」として、それがテレビ局であると指摘。「黙っていることで対価をもらっていた」というのだ。

 TV局には優秀なスタッフが数多くいるが、そこに「一部悪い連中」がいるとして、「プロデューサーの中には、芸能事務所の名前で(酒席などの)領収書を切れる奴らがいるんです。金をもらっているわけです」と、実際にそのようなことが行われる現場で目撃したとも明かしている。

 そしてDaigo氏は次のように論点を整理した。

「批判は表に出ている人に集中しがち。そもそもは本来、二度と起きないシステムや構造を作ることが大事であるはず。犯人を探すのであれば、次はテレビ局から探さなければ。今起きている状況はおかしいし、普通ではない。二番目に悪いことをしようとしているのはテレビ。僕は嘘は言いません。(自身が)見たことがあるのは、ここまです」

 そのようにDaigo氏は自身の知る「事実」をベースに語った。

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 Daigo氏は今年7月8日、J1リーグ20節のサガン鳥栖 対 セレッソ大阪戦で、エックスモバイル株式会社の協力で「メンタリストDaiGoスペシャルマッチ powered by DXmobile」として開催。駅前不動産スタジアムに来場し、ハーフタイムにはサポーターに向けて、初スポーツ、初サッカー観戦、初のピッチだったと明かし、「スポーツ観戦はメンタルにとてもいい。友達、仲間ができるから」と呼び掛けた。

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