【移籍】バルセロナが三笘薫を狙う「スタッフのお気に入り」
三笘薫。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA
左サイドのアタッカーは補強ポイントの一つ。
スペイン1部FCバルセロナが来年2024年夏にも、イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属する日本代表FW三笘薫(Kaoru MITOMA)の獲得を検討しているという。クラブスタッフ、テクニカルスタッフの「お気に入り」としてリストアップされているそうだ。
『ムンド・デポルティボ』が10月13日に報じた。バルサが優先する補強ポイントは「特に守備的ミッドフィルダーの獲得であり、センターフォワードと並んでいる」。一方、アタッカーに関しては、ラフィーニャ、フェラン・トーレス、ラミン・ヤマルとやや右寄りに揃っている。しかも左サイドを主戦場にしていたアンス・ファティがブライトンに移籍したたため、「そのサイドから崩すスペシャルなアタッカーがいない」と指摘する。
しかも左サイドバックのアレハンドロ・バルデにその“崩し”の役割が委ねられているため、よりぶ厚い攻撃の実現もまたチームの課題に挙げられる。そうしたなか、三笘は「バルサのスタッフからとても好かれている。巧みでテクニックがあり、素早く、フィニッシャーであり、右サイドからボールを受けると、後方からのサポートや攻撃を引き出すのも長けている」と、高く評価されているそうだ。
「ミトマは異質だ。極端なウインガーである。左サイドを駆け抜けるプレーは目を見張る。右利きのため、中央に進入してシュートも放てる。この日本人選手の最も優れた点はマーカーをはがすのがとても速く、両足でボールをコントロールできるところだ」
同メディアはそのように三笘を評する。
とはいえ、バルサはファイナンシャル・フェアプレーにより、補強に関しては資金的な余裕がまだない。理想は少しでも早いタイミングでの補強だが、「契約を更新しなければ、2025年に契約満了する」とフリートランスファーでの獲得を現実的と見ている。
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まだ憶測に過ぎない話ではある。ただ、ヨーロッパリーグ(EL)もスタートしたなか、「MITOMA」の名前が、こうしてヨーロッパで広がりつつあるのは間違いないようだ。