【日本代表】「収穫のある試合だった」アーセナル冨安健洋が語った次なるテーマとは?
チュニジア代表を無失点に抑え、勝利に導いた日本代表の冨安健洋。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「クリーンシートを達成しようとみんなで話していて、それができたのは大きな成功」
[キリンチャレンジカップ2023] 日本代表 2–0 チュニジア代表/2023年10月17日19:10/ノエビアスタジアム神戸
『キリンチャレンジカップ』サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) が古橋亨梧と伊東純也のゴールで、チュニジア代表に2-0の勝利を収めた。日本は5試合ぶりの無失点で、6月シリーズから6連勝に。
冨安健洋は10月シリーズ2試合連続でセンターバックとして先発し、今回フル出場。素早いチェックで起点を作らせず、確実かつ丁寧に危険の芽を紡いでいった。
イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCでプレーする24歳のディフェンダーは「クリーンシートを達成しようとはみんなで話していて、それができたのは大きな成功だと思います」と頷いた。
最前線のフォワードからの全体の距離が間延びしないように、ボランチの遠藤航らを通じた意思統一を徹底。特に試合終盤はスペースが生まれるオープンな展開になりがちだが、「それができていれば、なかなかやられることはないと思います。後半の最後、(浅野)琢磨や(上田)綺世にも状況によっては『構えてくれ』とも伝えました」と言う。
一方、それでも課題を挙げた。
コンパクトな陣形を保ったまま、全体のラインを上げてきたチュニジアに対して、「最後のほうはチャンスを何度も作れていたので、そこで仕留められるようになれれば、試合を決定づけられます。(失点を抑えたまま)3-0、4-0になれば、メンタル的にもダメージを与えられます」と、チュニジアのようなレベルの高い相手にも畳みかけていきたいと語っていた。
「ただ前半なかなか点が決められずにいましたが、それでも焦れずにできて、そこから1点を奪えました。(課題を含め)収穫のある試合ができたと思います」
冨安は無失点に抑えることを前提に、より攻撃的に行くこと――そんな課題を挙げていた。
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イングランドに戻ったあとアーセナルは日本時間10月22日1時30分からチェルシーFCと対戦する。さらに同25日にはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のセビージャFCとのアウェーゲームが組まれるなど連戦が待っている。