【J1リーグ人件費ランキング】浦和はメッシも獲得できた!? 3位柏、2位横浜FM、1位は神戸で約50億円
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レイソルは売上高の約70%を人件費に充てる。一方、レッズは総売上高81億円のうち35%の28億円。
Jリーグが今夏にまとめた2022シーズン(2022年度)クラブ経営情報開示資料(3月決算の柏レイソルと湘南ベルマーレを含めた完全版)をもとに、J1リーグの「トップチーム人件費ランキング」をまとめた。
3月決算分で発表された柏レイソルが3位の31億8800万円だった。総売上高46億3200万円のうち、7割近くをトップチームに活用している。2位がリーグ制覇を果たした横浜F・マリノスで34億1500万円、1位がヴィッセル神戸で48億3900万円だった。
4位川崎フロンターレ、5位鹿島アントラーズと続く。一方、6位が浦和レッズの28億5300万円で、売上高は81億2700万円だった。2020年に6億円の赤字を計上したうえコロナ禍で様々な要因があったが、総売上高の35パーセントしか充てられずにいる(移動費、仲介人フィー、寮管理費など含めたチーム運営費は39億8400万円)。
ちなみにリオネル・メッシがMLS(メジャーリーグサッカー)インテル・マイアミと結んだ年俸は約30億円だったとされる(さらにクラブの株のストックオプションなど優遇策が付帯)。チーム内のバランスなどを抜きにして、その加入効果を考慮すると、浦和は単年・複数年ともに決して手が届かないわけではない額だったとも言える。
2022シーズン(22年度)のJ1リーグの「トップチーム人件費ランキング」は次の通り。
※単位、百万円
順位 チーム 2020 2021 2022 前年比
1 神戸 6,130 4,810 4,839 +29
2 横浜FM 2,702 2,541 3,415 +874
3 柏 2,789 3,033 3,188 +155
4 川崎 2,799 3,431 3,018 ▲413
5 鹿島 2,328 2,642 2,998 +356
6 浦和 2,937 2,853 2,853 0
7 G大阪 2,587 2,594 2,837 +243
8 名古屋 3,350 2,929 2,817 ▲112
9 FC東京 2,701 2,485 2,538 +53
10 広島 1,912 1,710 2,320 +610
11 清水 1,710 1,908 2,209 +301
12 C大阪 2,020 2,449 2,043 ▲406
13 札幌 1,495 1,540 1,814 +274
14 京都 801* 1,009* 1,706 +697
15 福岡 883* 1,536 1,677 +141
16 磐田 1,224*1,403* 1,304 ▲99
17 湘南 1,016 1,156 1,191 +35
18 鳥栖 1,279 1,218 1,088 ▲130
合計 40,663 41,247 43,855 +2,608
平均 2,259 2,292 2,436