【浦和】最多スプリント記録、関根貴大が「走って勝利に貢献できて良かった」。一方で課題も挙げる

浦和の関根貴大。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

走行距離10.591キロには、「感触的には20キロぐらい走ったのではないかと思っていた」。

[J1 10節] 浦和 1-0 広島/2020年8月15日19:00/埼玉スタジアム

 浦和レッズが5分にレオナルドの決めたPKの1点を守り切り、サンフレッチェ広島に1-0の勝利を収めた。序盤に得点できたことに加え、猛烈な暑さもあり、その後は広島に主導権を握られ続け、シュート数は浦和の3本に対し広島の20本と、まさに防戦一方となった。それでもGK西川周作のビッグセーブもあり、辛うじてホームチームがシャットアウトで3試合ぶりの勝点3を手に入れた。

 この試合、両チーム最多となるスプリント回数19回を記録したのが浦和の関根貴大だった(2位がレオナルドの16回)。走行距離も同4位、チーム内3位の10.591キロを記録。オフ・ザ・ボールを含め、走って、走って、浦和の勝利に貢献した。

 復帰して2シーズン目になる浦和の41番は、右サイドのバランサーとも言える役割を担い、途中からは5-4-1のウイングバックに入って無失点に導いた。

「(走行距離が)10.5キロですか。そんなものだったかと感じています。感触的には20キロぐらい走ったのではないかと思えていて、そういった試合で、自分が走って貢献できて良かったです」

 一方、もちろん試合展開には、決して満足していなかった。

「試合が終わったあと、『良かったのは勝点3を取ったことだけ』という話が、チームとしてありました。今日は決して自分たちがやりたいサッカーではなかったので、もっと守備でも攻撃的に、自分たちからアクションを起こせるサッカーをしたいし、その中で自分の良さである推進力やドリブルを発揮できたらと思います」

 この暑さもあり仕方ない面もあったとはいえ、そこを言い訳にせず、25歳のMFはゴール前を固めて凌いだ後半の戦い方に課題を感じていた。

 自陣を固める形になった守備も、決してチームとして狙っていたわけではなく、流れの中でそのようになっていったという。もう少し前からプレッシングをかけに行きたかったそうだ。

 結果的には広島に完全に崩されたり、裏をかかれたりするような場面も限られたとも言えた。最後の野津田岳人の直接FKもヒヤっとしたが、この日の試合を象徴するように、枠をわずかに外れた。

「チームとして前半から『5枚になる』と言われていましたが、5-4-1として統一しきれていなかったところもあり、こうした試合になった時こそ、コミュニケーションも大切になると感じました」

 まさに耐え抜いた、と言える一戦となった。前節の名古屋グランパス戦の6失点から無失点へ、現実的な戦いで3ポイントをホームで掴み取ってみせた。浦和は次節8月19日、今節のサガン鳥栖戦が中止となったものの好調なガンバ大阪とアウェーで対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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