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【名古屋1-1鳥栖】富樫敬真が数的不利で劇的同点ヘディング弾!「もう本当に情けない」長谷川健太監督は悔しさを滲ませる

富樫敬真。(C)SAKANOWA

ユンカーが先制点を決めたが…。

[J1 31節] 名古屋 1-1 鳥栖/2023年10月27日19:04/岐阜メモリアルセンター長良川競技場樫 

 長良川の陣は、サガン鳥栖がFW富樫敬真の劇的ゴールで、名古屋グランパスと1-1で引き分けた。残り3試合、鳥栖は今季J1残留を確定させた。一方、名古屋はJ1優勝の可能性が潰えた。

 50分の山﨑浩介の退場処分で、鳥栖は数的不利に。すると65分、ゴールラインぎりぎりの久保藤次郎の折り返しを、キャスパー・ユンカーが押し込み均衡を破る。

 ただ、そこから鳥栖が猛プッシュ。名古屋が3枚替えをした3分後の89分、左サイドを攻略した横山歩夢のクロスを、ニアに踏み込んだ富樫が豪華なヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。10人対11人でも、鳥栖のほうがダイナミックなサッカーを展開してみせた。

 鳥栖の川井健太監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「本当に難しいゲーム。そのなかで勝点1を得られました」と頷いた。そして数的不利の中での指示は? という問いに次のように答えた。

「勝つこと。勝つために何をすべきか。こういうシチュエーションを経験した選手は少ないですが、そのなかで、力づくでもマインドを『勝ち』のところへ持って行けるようにしたかったです。選手は本当によく応えてくれたと思います」

 一方、名古屋の長谷川健太監督は同じくDAZNのフラッシュインタビューで「悔しいです、本当に」と厳しい表情で切り出し、2点目を奪えなかったこと、そして交代選手の不甲斐なさに言及した。

「交代でフレッシュな選手が出て、最後、押されてしまうというのは、もう情けないと言いますか……。長良川に来てくださったたくさんのファミリーの方々に本当に申し訳ないという思いでいっぱいです」

 指揮官はそのように悔しさを滲ませた。

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 名古屋にとって24年ぶりの開催となった長良川の陣は、勝利で飾れず。12月3日の最終節も長良川でのゲームが組まれている。

 名古屋は14勝9分8敗の勝点51で暫定4位。一方、鳥栖は9勝10分12敗の勝点37で暫定11位。

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