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【浦和】18歳GK鈴木彩艶が無失点リーグデビュー「今日1試合終わっただけ」。リカ監督は西川周作にも言及

仙台戦のあとオンラインによる取材に応じた浦和の鈴木彩艶。協力:浦和レッズ

仙台に2-0。西村拓真との1対1、マルティノスの決定的なシュートなどピンチで身を挺す。

[J1 13節] 浦和 2-0 仙台 /2021年5月9日16:03/埼玉スタジアム

 浦和レッズの18歳のGK鈴木彩艶がベガルタ仙台戦でJ1リーグデビューを果たし、再三にわたるビッグセーブで2-0の無失点勝利に導いた。

 今シーズンはこれまでルヴァンカップのグループステージ5試合で出場。直近の柏レイソル戦は3失点を喫していた(△3-3)。しかし中3日、この仙台戦でJ1リーグ初出場のチャンスを掴み、しっかりその“大一番”で結果を残した。

 前半には西村拓真との1対1でシュートをストップ。さらに後半にはマルティノスのコースを突いた弧を描くミドルを正確なセーブで弾き出すなど、ポジショニングを含め高い集中力を発揮。そのポテンシャルの高さを見せ付けた。

 鈴木は試合後のオンラインによる取材に応じて、次のように試合を振り返った。

「ルヴァンカップの試合よりも少し緊張していましたが、仲間の選手たちからの声掛けがあり、いつも通りプレーできました。前節のルヴァンカップ(柏レイソル戦)で3失点して悔しい思いをしたので、ディフェンス陣中心に今日は無失点で終わろうという話をしていて抑えられて本当に良かったです」

 先日J1リーグ通算500試合出場を達成した西川周作も、もちろんこのまま黙っているはずがない。さらに塩田仁史、2種登録の樋口燿大を含めた切磋琢磨し合う日々が改めて待っている。

 鈴木は「今日1試合終わっただけなので、また次のゲームに向かって練習でアピールしていきたいです」と、気持ちを引き締めていた。

 また、浦和のリカルド・ロドリゲス監督はこの日の鈴木の抜擢、そして西川についても言及した。

「(西川)周作はこれまで悪かったわけではありません。前回の試合で少しのミスはありましたが、それ以前の試合では、例えば大分戦でも勝点3をもたらすビッグセーブを見せています。これまでの練習やルヴァンカップで、彩艶がすごくいいプレーをしていて、そのパフォーマンスを評価して、彼の起用に踏み切りました。実際そのチャンスを得たなか、すごくいい、チームを救うプレーをしてくれたと思います」

 新加入のキャスパー・ユンカーが決め、最年長の阿部勇樹が直接FKを叩き込み、鈴木が無失点――。浦和が新たな時代に突き進んでいく、そんな節目とも言える1勝を収めた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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