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【浦和】ヘグモ新監督が記者会見「祖父は世界を旅する船長で、最後の旅が日本でした」

ヘグモ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

2年契約とも明かす。基本システムは4-3-3を構想。

 J1リーグの浦和レッズの新体制発表会が1月14日に埼玉スタジアムで行われ、ペア=マティアス・ヘグモ監督が就任記者会見を行った。ノルウェー出身の64歳になる指揮官は、日本との接点、そして今後への方針などを語った。

 まずヘグモ監督は、船長だった祖父から日本の話を聞いたことがずっと記憶に残っていたと語った。

「祖父は世界を旅する船長でした。私は子供の頃、お爺ちゃんの膝のうえで、世界中でのいろいろな経験を聞くのが好きでした。最後の旅は日本に向かうものでした。そして帰ってきてから、日本の国としての素晴らしさ、そこにいる人々、文化がいいものだと話してくれました」

「そのあと、2002年の(日韓)ワールドカップを日本に見に来ることもできて、そこでインスピレーションを得ました。そして浦和という素晴らしいクラブの監督として、ここに座ることができました」

 数か月前、ノルウェーのオスロで西野努テクニカルダイレクター(TD)と話し合ったという。

「クラブのミッション、どのようなサッカーをプレーしたいのかという話を聞きました。私はその時点で素晴らしいプロジェクトであり、ともに歩みたいと思いました。なぜなら、文化の作り方、サッカーの考え方が一致したからです」

 そして「浦和の素晴らしいファン、サポーターはアジアナンバーワンだと思います。パートナー企業の素晴らしい力強いサポートのお陰で、次へのステップを踏み出せるはずです」と、レッズサポーターとサポート体制に感謝を伝えた。

 チームは13日に始動(体力測定など実施)し、14日に全体練習もスタートしたという。

「スタッフ、チームには、昨年ACL優勝についておめでとうと伝えました。たくさんんのいいものがすでにこのクラブにありますが、さらにモチベーションを上げて前進できるかが求められています。今日、選手全員と会って初めて全体のトレーニングを行いました」

 マリオ チャベス、 モルテン カルヴェネスを招へいしたコーチ陣について、指揮官がともに戦おうと声を掛けて、即答を得られたそうだ。そのうえでヘグモ監督は「強い学ぶ文化を作りたい」と方針を掲げた。

「強い学ぶ文化を作りたい。それを今日スタートさせました。選手も、スタッフも、日々練習でいかに伸びしろをいかに埋めていくかにチャレンジしてもらいたい。

 メソッドでは攻撃が大きな部分を占めています。見ていてワクワクするような選手が数多くいます。若手と経験豊富な選手の上手くミックスしています。(大原で)3回ほど練習し、沖縄での3週間の合宿で一緒に過ごすなか、いいチームを作っていきたいです」

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 また、浦和とはまず2年契約を締結したとも明かした。そして基本システムは4-3-3で、より攻撃的な戦いを考えているという。スウェーデンリーグのBKヘッケンを率いて2023シーズンの優勝を果たした。実績あるヘグモ監督のもと、浦和が2024シーズンの船出を切った。