【ネパール戦 採点・寸評】一人傑出していた渡辺皓太に最高点&MOM
【マン・オブ・ザ・マッチ=MOM】渡辺皓太(東京V)
サイドをえぐった長沼洋一、最終ラインで立ちふさがった立田悠悟も評価。
[アジア大会 GL➀] 日本 1–0 ネパール/2018年8月14日/インドネシア
得点者:日本=7分 三笘
【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。採点対象は原則、出場20分以上。
※採点の見方
ポジション
背番号 選手名(所属) 採点
【U-21日本代表】
GK
1 小島亨介(早稲田大) 3
被シュート1本とほとんどプレー機会がなかったその中で何度か訪れたクリアの機会など集中して問題なく対応した。
DF
5 杉岡大暉(湘南) 3
ミスはほぼなかったが、さらに前に出てギャップを生み出し、相手を困らせたかった(誰が杉岡のマークに行くべきか困惑させるなど)。湘南ベルマーレの得点にも絡める主力選手なだけに、試合途中からウイングバック、さらにシャドーなど大胆に起用しても面白かった。
7 原 輝綺(新潟) 3
上下動を続けて攻撃のアクセントは付けていた。それでもなかなか縦に効果的なパスを入れられず。ややストレスを抱えてプレーしている印象だった。
20 立田悠悟(清水) 4
相手のゴールキックをジャンプヘッドで跳ね返して決定機を作り出し、前線を鼓舞するように80分に強烈ミドルを放つ。リベロ起用に結果を残して応えた。
MF
2 長沼洋一(岐阜) 4
背後のスペースを攻略し、相手のスキをしっかり突いて先制点をアシスト。クロスが前線と合わなかったものの、チャンスメイカーとしてよく機能していた。
6 初瀬 亮(G大阪) 2(65分 ▼)
セットプレーのキッカーを任されたが、直接FKやCKなど芝に苦しみキック精度を欠いた。序盤は上下動を続けていたものの、次第にサイドに張り出す形になって変化を付けられず、途中交代に。
8 三笘 薫 (筑波大) 3
冷静にコースを突いて先制点を奪取。その後も非凡なセンスは見せたものの、ボール逸からピンチを招いたり、球際の競り合いで甘くなるなど、何だか相手に合わせてしまった。結果的に決勝ゴールを奪ったものの及第点の「3」止まりの評価に。
10 三好康児 (札幌) 2 (90+5分 ▼)
キャプテンマークをつけて登場したが、あまり目立てず。低い位置でボールを受けてしまい、CFやシャドーとトライアングルでの崩しを見せられなかった。
14 松本泰志(広島) 2
サイドへよく展開していた。何度かシュートチャンスも作ったが……。よく走っていたものの次第に消極的に見えるプレー(バックパスなど)に落ち着いてしまった。
16 渡辺皓太 (東京V) 4 [MAN OF THE MATCH]
先制点の起点になる長谷川へのパスを放ち、その後も司令塔として相手の嫌がるポイントを突いた。プレッシングや球際でも力強さを発揮し、一人突出したパフォーマンスを見せた。立田、長谷川と並ぶ最高点をつけてMOMに選出。
FW
15 上田綺世 2(法政大)(73分 ▼)
ツーロン国際に続くU-21日本代表への抜擢。よく前線でボールを受けたものの、ことごとくシュートを外した。大事な場面で簡単に競り負けてしまったため、周囲が勇気を持って前線に押し上げられなくなるなど、やや停滞感を招いた。
▼途中出場
DF
4 板倉 滉(仙台) 2(65分 △)
ボールを収め、縦に仕掛けるなど、変化をつけた。が、周囲を生かしたり、生かされたりといった連動性をもたらせなかった。特長を出し合えるパートナー(相棒)を見つけたい。
FW
18 前田大然(松本) ―(73分 △)
切り札的に投入されたものの、3人掛かりのマークを打開できず。素早く動き出しても、周囲が反応できなかった。
MF
13 岩崎悠人(京都) ―(90+5分 △)
最後のカードで投入。ピッチに立ったと同時に試合終了に。
文:サカノワ編集グループ