レアル・マドリード移籍希望のエムバペ、総額「200億円」要求か
エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
母親への多額の手数料など。『スポーツ・ビルド』が報じる。
フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は、やはりスペイン1部レアル・マドリード移籍が“第一希望”か。しかし重視するのは金銭面であり、2年前に続き、再びパリSG残留もあり得るようだ。
ドイツの『スポーツ・ビルド』は1月25日、「エムバペ、移籍の決断を下した!」というタイトルでレポートを掲載。内容は、エムバペがやはり、まずレアル・マドリードへの移籍を希望している、というもの。そもそもマドリードが獲得に動くのか、すでに水面下で下交渉が行われているのか……そういった情報までは掲載されていない。
一方、エムバペ側が重視するのは「金銭面」で、2年前、土壇場でのメガオファーを受けてパリSG残留を決めた経緯に改めて言及している。
そして同メディアの独自情報として、レアル・マドリードがエムバペを獲得するためには、年俸7000万ユーロ(約112億円)が最低条件になるというのだ。フリートランスファーでの加入になり、移籍金が掛からないため、その分が手取りに加算される。さらにエムバペサイドの母親への手数料など含め、総額は1億2500万ユーロ(約201億円)に達するというのだ。さらに5年契約で、その期間にボーナスが支払われるというオファーになるそうだ。
とはいえ、そのような条件であれば、レアル・マドリードは手を引かざるを得ないと見ている。しかもフランスメディアでは、パリSGはエムバペに対し、新たに年間1億ユーロ(約160億円)を超える条件を準備しているとも伝えている。
しかもイングランド代表MFジュード・ベリンガムがブレイクを果たした白い巨人が、むしろ欲しているのはノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)のような『9番』タイプ。そもそものターゲットの方向性自体が変わる可能性もある。
2022年に契約満了を迎えるタイミングで、レアル・マドリードは3500万ユーロ(約56億円)の条件をエムバペに提示していた。そして今回、移籍金のかからぬフリーエージェントの立場になるとはいえ、その倍となる7000万ユーロを、エムバペ側が交渉ラインに定めるのであれば、逆にレアル・マドリードはそのような金銭面の駆け引きに乗らず、呆気なく手を引くかもしれない。
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むしろ、1月に入ってもレアルに具体的な動きがないということは……。結局、これまで具体的な条件の話が出てきているのはパリSGだけだ。