デュッセルドルフから群馬加入。宇佐美貴史が語った金城ジャスティン俊樹の魅力
デュッセルドルフでの金城(右)と宇佐美。(C)SAKANOWA
「まさにボランチ」 であり”良き相棒”。
フォルトゥナ・デュッセルドルフのMF金城ジャスティン俊樹が8月17日、J3ザスパクサツ群馬に完全移籍で加入することが発表された。Jリーグの夏の移籍ウインドーぎりぎりでの決定だった。
金城はデュッセルドルフで宇佐美貴史、原口元気(今季ハノーファー96に移籍)と同僚だったが、昨季はトップチームでのリーグ戦の出場がなかった。それでもセカンドチームではレギュラーとして地域リーグに27試合出場2得点1アシストと経験を積み、新天地を探していた。
1997年2月22日生まれの21歳という東京五輪世代のボランチの特長について、宇佐美は次のように語っていたことがある。
「足下の技術が高くて、まさにボランチの選手らしく、しっかりボールを収められて、しっかり蹴る技術を持っている。(昨年)20歳という若さでもドイツの2部で、自信を持ってできている。そんなジャスティンに、自分も刺激を与えられれればなと思っています。いろいろとコミュニケーションをとってくれるので、最初はすごく助けてもらいました。ま、いい相棒です」
宇佐美がデュッセルドルフで飛躍するうえで、欠かせぬ存在だったようだ。10代からドイツで経験を積んできた男の”逆輸入”で、群馬も暫定6位からJ2昇格に向けて巻き返しを期す。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI